ごじらいく

足跡の先に・・・

出来なかったこと

2019年09月29日 | あの頃
今の私のことを考えたら、小学1年生の頃を思い出しました。

幼稚園から小学校に上がり1年生になりました。
最初は何も分からずに学校に行っていたんですが、なんと私は勉強ができなかったんです。
ひらがなさえ読めないのです。
教科書もどこを開けていいのかさえ分かりません。
先生も私のことを怒ることで憂さを晴らしているようでした。
もう学校についていくことが出来なくなっていたのです。

そのことを知ってか、知らずか先生に目をつけられ1年間、何が何かわからないまま学校に通っていました。
そうなってくると、学校に行くのが嫌になってずる休みをするようになります。
ウソも平気で言うようになります。
ほんと、困った時代でした。
先生も手を焼いていたのだと、今から思えばそうなるのです。
結局、つらい1年を過ごしました。

でも、その先生は結婚して辞められたんです。
2年生から受け持ってもらった先生は、とても優しくて、やっと普通に学校に行くことが出来るようになりました。
勉強もわかるようになり、ぐんぐん成績も上がっていったんです。
私は、人に与える影響って、本当にあるんだなぁ。と、今になってわかりました。

つい最近、受けた学校の先生の授業は、小学校1年生の授業とまるっきり同じなんです。
先生に目をつけられ、事あるごとに問題を解かされ、出来ないと大きな声でまくしたてられました。
恐怖がよみがえってきました。
小学校1年生だった頃の私と、今の私はかぶってしまいます。
先生を選ぶことが出来ないのはわかっているけど、出来れば生徒の心の内を知っていて欲しかったんです。
今の私は、教科書を上下さかさまにしても支障がないくらい怯えています。

コメント (2)
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