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鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

鉄ちゃん爺や  四国・讃岐の旅        屋島を訪ねて

2013-11-17 14:58:25 | 旅行
三日前の古新聞(実際は1カ月)になりまっけど今回は
高松市の屋島を紹介しまひょ。

平成25年10月16日の朝一番ホテルの朝食を済ましてスタート。

この日の夜明けに伊豆大島で台風による大きな被害が有った日ですわ。

(JR高松駅前で通勤客をかき分けて)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

(JR高松駅の改札口)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

JR高松駅発7時52分の普通列車に走り込んだのには訳がおますんや。

この列車に乗ってJR屋島駅前からの始発のバスに乗ろうと思ったんですわ。

(JR屋島駅舎)


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屋島へは現在では日曜・祝日はJR高松駅前からバスも出てますんやけど
わてが、訪れた平日にはJR屋島駅前から約1時間に1往復の便がおますんや。

それにJR屋島駅と、ことでん屋島駅から屋島山上まで100円とは
屋島ハイウエーを通るのに、この料金とは凄く良心的な設定でっしゃろ。

(JR屋島駅 名誉駅長さん)


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後ほど詳しく紹介しますんやけど屋島寺の大三郎狸の子供ちゅう想定やそうだす。

そんじょそこらの狸やおまへんで日本三大狸の一つが大三郎狸なんだって。

では~ ことでんバスで山上へ向かうことにしまひょかな。

(ことでんバス 屋島山上行き) 
 

photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

高松市を代表する景勝地なんでっけど、平日はほとんど人影がおまへんわ。

栗林公園へ行く人は多くても屋島へ登った事のある観光客は少ないかもしれまへん。

屋島は溶岩台地が侵食されて山頂が屋根のようになっているので
屋島と名付けられたと言われてるようでんな。

前回の高松港を出て行く赤いフリーの背景がその屋島でっせ。

屋島と言えば源平の屋島合戦(1185年)その中でも絵になる場面と言えば
那須与一が平家方の女官の指し示す扇の的を打ち落とすところでっしゃろな。

ほな~ 遊歩道を歩いて展望の良い所へ向かいまひょ。

(屋島 談古嶺) 


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(談古嶺=だんこれい から五剣山を眺める)


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入江を挟んで手前の民家が並んでいる辺りが源平の古戦場なんですよ。

当時は細い水路で隔てられた離れ島が屋島だったようですが現在は
南側で四国と繋がって半島のようになっていますね。

佐藤継信の墓や菊王丸の墓などが在りますが歴史に興味の有る方しか
山裾の古戦場へ足を延ばす方はまず~ 居らないでしょう。

那須与一の物語も現在の風景を見ればイメージダウンかもしれまへんな。

五剣山は四国八十八ヶ所の第85番札所である名栗寺が在るので
現在も中腹まではケーブルカーで登れるそうですわ。

頂上は風化して危険な為に頂上には立ち入りが禁止されているようだっせ。

この五剣山一帯の岩石は「庵治石」(あじいし)といわれ青緑の名石で
高級な墓石として有名ですが、最近は庭園の名石にも使われてるんだって。

鉄ちゃん爺やが修学旅行で来た時に、ここから五剣山を背景に
集合写真を写したのが今も自宅に残ってまっせ。

(談古嶺にて自分撮り)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

(談古嶺から 平家の舟隠しの方向を撮影)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

画像の中央に右手から半島が延びてきているのが源平・屋島の合戦時に
「平家の舟隠し」と呼ばれ平家方は主力の軍船をこの島影に隠した場所だとの伝説。

水軍の少ない源氏は屋島では補足できず長門の壇ノ浦へ逃がしてしまう訳でんな。

一番奥に横に広がっている山々は「小豆島」で映画二十四の瞳で有名になり
現在はオリーブなどの特産物で観光の島となってるようですね。

台風明けでまだこの時間は雲が多くて遠くは見え難い感じですわ。

(屋島山上の 遊歩道)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


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屋島の山上は遊歩道で展望台などを巡りながら約1時間で一周できるように作られてまんねんで。

落ちているドングリの実などは拾わないで自然に任せて放置してくださいとの立札も。

でもイノシシが出たら怖いから早足で一周することにしましたんや。

(屋島の西側から 女木島と男木島を撮影)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

画像の中央から左手へ大きな島が桃太郎の鬼退治の伝説が有る女木島(めぎじま)で
その右側に一つだけ山があるように見えるのが男木島(おぎじま)だっせ。

高松港から岡山県の宇野港へ向かうフェリーはこの島の向こう側を航行しますんや。

男木島をズームアップしてみまひょ。

(男木島=おぎじま)


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この島には明治時代の灯台があって映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台になった
年配の方なら懐かしい映画かもしれませんよ。

この島までが高松市でその向こう側には直島というやや大きな島が見えています。

この直島は高松港から13kmの沖にあり対岸の岡山県玉野市の宇野港までは
たった3kmしかないんですが香川県の直島町という住所だそうですわ。

(大槌島=おおづちじま)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

晴れておれば瀬戸大橋が大槌島の向こうの方に見えるんですが今日はダメですわ。

この円錐形の島は無人島なんですは、それなのにこの島は南半分が香川県坂出市
北側半分が岡山県玉野市という珍しい県境が在る島なんでっせ。

こんな小島に県境が在るのは宇野港沖にもう一つだけおますけど。

それでも全国的に小さい島に県が並立するのは珍しいんと違いまっしゃろか?

この辺りは鰆(さわら)の産卵場として江戸時代から有名で島の帰属を願って
高松の松平藩と岡山の池田藩が争った結果が現代に残っているようでんな。

この辺りの海は瀬戸内海でも備讃瀬戸(びさんせと)呼ばれるんですが90%の
島々が現在も香川県に所属しているのにはこんな伝説がおますんや。

昔、島々の帰属を決める為に樽を流したところ、岡山側が有利と考えたのに
結果は岡山側の海岸近くを樽が流れてしまったんやそうな。

だから~ 現在も瀬戸大橋の一番北側の島さえも香川県になってまんねんで。

まあ~ 伝説なので信じるか信じないかは別でっけどな。

徳川・水戸家の分家である高松・松平藩に有利な様に幕府が決めたとの説の方が
わては~ 真実に近いんだと思いまんねん。

(屋島展望台から 高松ベイエリアを撮影)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

画像の中央に高く聳えているのがサンポート高松のシンボルタワーでっせ。

一つ手前が神戸からやってくるフェリーの着く高松東港のようでんな。

少しアングルを変えて紫雲山から栗林公園方向へ移動してみまひょ。

(紫雲山と高松市の中心街  遠くに象頭山)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

一番手前の山が紫雲山でこの手前の山裾に栗林公園が広がってますんや。

一番遠くに高いテーブル状の山が見えてますが金毘羅宮のある象頭山ですわ。

その右側に凸凹した山が頭だけ見えてますが善通寺の五岳山も見えてますがな。

中間に山並みがありますので讃岐富士は残念ながら写ってまへん。

(高松港ですれ違うフェリー)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

高松港から出航したのは内海フェリーのブルーライン号のように見えますな。

前回にブログに載せた小豆島と高松港を往復しているフェリーだと思いまんねん。

入港しようとしているのは一回り小さいので判別ができません。

ほな~ 展望台から遊歩道を通って屋島寺へ向かいまひょ。

(四国八十八ヶ所 第84番札所 屋島寺)


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(屋島寺の本堂)


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この本堂の横に簑山大明神という小さい神社がおますんや。

ここに地元では有名な「大三郎狸さん」が祀られているんだって。

なんでも霧に迷った弘法大師さんを助けたとかの伝説もおますそうな。

現在では家内円満・子宝の霊験あらたかな「狸さん」でおます。

(屋島寺の 大三郎狸)


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昔から、狸と狐は人を騙したり化けたりすると言われてまっしゃろ。

狐の方は陰湿やけど狸にはどこか愛嬌があって化けても尻尾が残ってたり
狐よりも人間には親しみを覚えさせるような気がしまへんか。

この「屋島の大三郎狸」は佐渡の「団三郎狸」それに淡路島の「芝右衛門狸」と
合わせて日本三大狸と称するんだと初めて知りましたで。

日本人は何でも三つに括って「日本三○○」とか「日本三大○○」なんて
名前を付けるのが好きな国民のようでんな。

(右横に雌の狸  大三郎の愛妻だそうな)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

子宝に恵まれない方には霊験あらたかなお狸さまで、願掛けに訪れる夫婦も多いそうでっせ。

鉄ちゃん爺やは無事に卒業しましたから頭だけ下げて失礼させてもらいましたわ。

(屋島山上  源平・屋島の合戦 錦絵のパネル)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


総大将・源義経が弓を海中に落とし危険を顧みずに平家方に接近し諫められる場面ですな。

自分の非力な弓を平家方に渡したくなかったとの逸話でしたかな。

(屋島の合戦  主な登場人物)


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(瑠璃宝の池  別名=血の池)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

屋島合戦が終わって源氏方の武者が刀を洗ったために池が赤く血で染まったとかの伝説。

でも~ 色んな所見を読んだけど屋島の戦いではそんなに多くの兵士が死んだとは思えないんだけど。


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

それじゃ~ バスの到着する時間なので駐車場へ戻ることにしまひょ。

何せ、1時間に1本しかない路線バスでっさかいに乗り遅れたら1時間も待ちぼうけでんがな。

やれやれ~ 何とか間に合いましたわ。


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

(ことでんバス 屋島ドライブウエーの車窓)


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(床が木張りのバス)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

もう、大阪など都会では見れなくなった床が木張りのバスでした懐かしくて1枚だけ撮影。

(JR高松駅前 親切な青鬼くん 石像)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

JR高松駅まで戻ってきました、このモニュメントも女木島へ渡る観光客へのPRかしら。

屋島はお天気さえ良かったら備讃瀬戸(びさんせと)と呼ばれる瀬戸内海の島々が望めて
展望が優れているので鉄ちゃん爺やのお勧めコースでっせ。

もう少し待っておれば瀬戸大橋や岡山県側まで見えたんだと思いますが
お土産も買って次の岡山市内へ移動の為に下山しましたんですわ。

ほな~ 今回はこれでお仕舞いだっせ  さいなら~












コメント (20)
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