フランス大統領選で波紋 襲われた移民反対の極右候補

手を振り観衆の声援に応えるのは、2022年のフランス大統領選に出馬を表明したエリック・ゼムール氏(63)。
最新の世論調査では支持率3番手。
しかし、この日の集会ではトラブルが相次いだ。
舞台に向かって支持者の間を歩くゼムール氏。
すると、マスクを着けた男が突然、首元に飛びかかった。
さらに、会場内の別の場所では、ゼムール氏に対し抗議活動を行う人々に支持者が殴りかかる騒ぎも。
トラブルの元となったのは、ゼムール氏の過激な主張だった。
ゼムール氏「わたしが就任したら、最初の週から『移民ゼロ』がわたしたちの政策目標になります」
ゼムール氏は、もともと極右の評論家。
移民やイスラム教徒に徹底して反対し、人種差別的な発言で有罪判決を受けたこともある。
選挙活動での合言葉は...
ゼムール氏「再征服は始まった」、「わたしたちの主権の再征服。わたしたちの国の再征服だ!」
今回の集会以外でも、パリではゼムール氏に対するデモが行われるなど波紋は広がっている。

＠頑張れ移民ゼロ。選挙権ないけど、断固支持する。