4年前、大阪ミナミで男女2人が殺害された通り魔事件で、1審で死刑判決を受けた男の控訴審が始まり、男の弁護人は死刑の回避を訴えました。
礒飛京三被告(41)は2012年、大阪ミナミの繁華街で南野信吾さん(当時42)と佐々木トシさん(当時66)を包丁で刺し殺害したとして、殺人などの罪に問われています。
裁判では責任能力の程度が争われましたが、1審の大阪地裁は礒飛被告の完全な責任能力を認めて、死刑を言い渡しました。
8日に始まった控訴審で、弁護人は「犯行は幻聴の影響があり、計画性もなかった」として死刑の回避を訴えました。
また、礒飛被告は、1審で「私にふさわしい刑は死刑」と言ったことについて被害者の遺族から問いただされると、「死刑になるのは怖い。もう一度判断してほしかった」と話しました。
@何を自分勝手な事を言っているんだよ。お前に殺された人たちは、もっと怖かったんだぞ。死んで償え。