黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
もんじゃ、月島の蔵
2012-12-06 / 外食
もんじゃを初めて食べたのは会社の佐野さんと二宮に出かけたときのこと。ちょうど昼食時になり、駅前のもんじゃ屋さんに入ったのが始めて。2002年だからちょうど10年前のことである。
初めて実物を見た感想は、「なんだこのゲロみたいなものは????」である。もちろんもんじゃという食べ物があるのは知識では知っていたし、テレビで見ておいしそうと思ったこともある。が、しかし、本物はいけない。
店のお兄さんにやる気がまったくなかったことも問題を複雑にした原因のひとつのかもしれない。二人とももんじゃは初めてと言っているのに、一通り説明してあとは自分たちで勝手にやれとおっしゃる。
おじいさん二人がヘラを両手に悪戦苦闘した結果がゲロである。見た目はともかく、味がよければよかったのだが、まずい。新鮮な魚介類が売りの二宮だから期待しすぎた面もあるが、それにしてもこれはしょうゆ味の糊だ。材料が悪いのか、調理がまずいのか。
こんなはずは無いと、すぐに横浜のルミネに入っていたもんじゃ屋に敵討ちに出かけたのだが、あえなく討ち死に。お好み焼きはこげたソースの味がすきなのだが、もんじゃはだめである。
普通ならもんじゃは自分には合わない食べ物と、あきらめるところだが、それから3年位して2006年、浅草に初詣のついでに月島まで足を伸ばした。もんじゃの聖地である。
当然必勝を期していたのに、うなだれて帰ってくることになった。もんじゃは人間の食い物じゃあない。これが3回の体験に基づいた結論である。
二度と食うまい、と思っていたもんじゃを今年2012年、わざわざ食べに月島まで出向いたのは、浅ましい理由からである。月島もんじゃありがとうフェアの福引で当たったお食事券2000円をいただいたからである。
薦められたお店、蔵に着いたのが平日の5時半前。もう客が半分くらい入っている。
まずビールと豆腐サラダをいただいて、じっくりメニューを検討。名前からしてこれなら間違いは無いだろうと蔵スペシャルもんじゃに決めた。
落ち着いていて静かだが、気風のよさそうな、お姉さんが手早く作ってくれる。3分で出来上がりとは、カップヌードルに負けていない。もんじゃは早さが命か。
これがおいしい。カレー豚もんじゃを追加して、今度は見よう見まねで自分たちでやってみると、それほど手際がよかったわけでもないのに、これもおいしい。ただし、自分達でやるのも問題はある。
「そこ、まだ焦げてないとこいじらないで」と私。
「、、、、、、、、」
「真ん中へ入れろと言ってたぞ」
「、、、、、、、、」
面白くて夢中になって手も出るし口も出る。連れの手はそれでも動いているが、口はへのじに曲がっている。最後にもうひとつ、チーズトマトもんじゃを頼んだのは、自分でもやってみたかったから。
もんじゃの印象がまったく変わってしまった。ふつふつとたぎっているもんじゃは視覚的にもとても良い食べ物で、味も良い。
それにも増して、お店の人たちが気持ちが良い。常連客には、彼らがどういうサービスを期待しているかがわかっているから、客によってこまごまと話しかけたり、そっとほっておいたりしている。われわれ一見の客に対してはつかず離れずの距離を保って、こちらがどういうタイプの客かをはかって接客してくれるから、非常に居心地が良い。
2時間くらいで食事を終わり、こんなに楽しい時間を過ごさせてもらったのに、お食事券を使うのは心苦しかったのだが、
「2000円のお食事券見るの始めて。これめったに出ないのですよ。いいもの見せてもらってありがとう」
と言われてしまった。
これだけ食べて5800円のところが3800円。これで蔵の大ファンが2人増えたことになる。
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初めて実物を見た感想は、「なんだこのゲロみたいなものは????」である。もちろんもんじゃという食べ物があるのは知識では知っていたし、テレビで見ておいしそうと思ったこともある。が、しかし、本物はいけない。
店のお兄さんにやる気がまったくなかったことも問題を複雑にした原因のひとつのかもしれない。二人とももんじゃは初めてと言っているのに、一通り説明してあとは自分たちで勝手にやれとおっしゃる。
おじいさん二人がヘラを両手に悪戦苦闘した結果がゲロである。見た目はともかく、味がよければよかったのだが、まずい。新鮮な魚介類が売りの二宮だから期待しすぎた面もあるが、それにしてもこれはしょうゆ味の糊だ。材料が悪いのか、調理がまずいのか。
こんなはずは無いと、すぐに横浜のルミネに入っていたもんじゃ屋に敵討ちに出かけたのだが、あえなく討ち死に。お好み焼きはこげたソースの味がすきなのだが、もんじゃはだめである。
普通ならもんじゃは自分には合わない食べ物と、あきらめるところだが、それから3年位して2006年、浅草に初詣のついでに月島まで足を伸ばした。もんじゃの聖地である。
当然必勝を期していたのに、うなだれて帰ってくることになった。もんじゃは人間の食い物じゃあない。これが3回の体験に基づいた結論である。
二度と食うまい、と思っていたもんじゃを今年2012年、わざわざ食べに月島まで出向いたのは、浅ましい理由からである。月島もんじゃありがとうフェアの福引で当たったお食事券2000円をいただいたからである。
薦められたお店、蔵に着いたのが平日の5時半前。もう客が半分くらい入っている。
まずビールと豆腐サラダをいただいて、じっくりメニューを検討。名前からしてこれなら間違いは無いだろうと蔵スペシャルもんじゃに決めた。
落ち着いていて静かだが、気風のよさそうな、お姉さんが手早く作ってくれる。3分で出来上がりとは、カップヌードルに負けていない。もんじゃは早さが命か。
これがおいしい。カレー豚もんじゃを追加して、今度は見よう見まねで自分たちでやってみると、それほど手際がよかったわけでもないのに、これもおいしい。ただし、自分達でやるのも問題はある。
「そこ、まだ焦げてないとこいじらないで」と私。
「、、、、、、、、」
「真ん中へ入れろと言ってたぞ」
「、、、、、、、、」
面白くて夢中になって手も出るし口も出る。連れの手はそれでも動いているが、口はへのじに曲がっている。最後にもうひとつ、チーズトマトもんじゃを頼んだのは、自分でもやってみたかったから。
もんじゃの印象がまったく変わってしまった。ふつふつとたぎっているもんじゃは視覚的にもとても良い食べ物で、味も良い。
それにも増して、お店の人たちが気持ちが良い。常連客には、彼らがどういうサービスを期待しているかがわかっているから、客によってこまごまと話しかけたり、そっとほっておいたりしている。われわれ一見の客に対してはつかず離れずの距離を保って、こちらがどういうタイプの客かをはかって接客してくれるから、非常に居心地が良い。
2時間くらいで食事を終わり、こんなに楽しい時間を過ごさせてもらったのに、お食事券を使うのは心苦しかったのだが、
「2000円のお食事券見るの始めて。これめったに出ないのですよ。いいもの見せてもらってありがとう」
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