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大回顧展モネ

 六本木周辺の変貌はすざましい。通りを我が物に歩くのは今や若者ではなく、年配の女性の団体だ。まあお元気でよろしいのだが。

 その六本木に新しくできた国立新美術館で開催中の「大回顧展モネ」の入場者数が2ヶ月で40万人を越した。この間のレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「受胎告知」を中心とする特別展が2ヶ月で50万人だったらしいからそれに匹敵する。混雑するだろうと言うことで金曜日の夕方でかけた。金曜日は夜8時まで開館している。

 夕方6時に着いたがチケット売り場にも、展示会場の入り口にも列が無い。というより人気が無い。やはりこの時間帯が正解のようだ。さすがに6時半を過ぎるとオフィス帰りの女性が増えて混雑してきたがそれでもゆったりと見ることができる。

 モネは日本で人気があるが、モネも日本から大きく影響を受けている。モネの言葉に次のようなものがある。

 「作品の源泉をどうしても知りたいと言うのならそのひとつとして、昔の日本人たちと結び付けて欲しい。彼らの稀に見る洗練された趣味は、いつも私を魅了してきた。影によって存在を、断片によって全体を暗示するその美学は、私の共感を呼ぶものだった。」

 と言うわけで日本人の感性にあうのかもしれない。

 モネの絵の特徴として、絵の具をカンバスの上で混色するようなところがあり、それも完全には混ざっていない。網膜の中で、脳の中でイメージが完成するようなところがある。そのためかモネの絵は近くで見ると良くわからないが、離れてみると絵になる。十分離れてみるためにはこのくらいの混雑度で無ければならない。

 今回の展示会にはモネが100点近く世界中から集められている。よくもまあこんなに集めたものだと思う。この機会にご覧になることをお勧めする、金曜日の夜にでも、、、、


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