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雑誌ジャーナリズムの危機

 最近メジャーな雑誌の廃刊が増えている。もともと雑誌類の創廃刊は多いのだが、創刊30年などという雑誌の廃刊が相次いでいるのである。30年も生き延びたということはある種の文化の担い手であったわけであるが、いとも簡単に廃刊になる。変化の時代とはいえ文化がそんなに変わっていってよいものだろうか。

 最近廃刊になったのがPLAYBOY日本版。2009年1月号が最終号になった。創刊が1975年だから33年で時代に合わなくなってしまったのだろう。一流の作家、写真家の作品を掲載していた。広告なども厳選されていて、PLAYBOYに広告を掲載することがステイタスのようになっていたようだ。ちょっと背伸びをしながら創刊号から時々買っていた。

PLAYBOY日本版の創刊号と終刊号


 去年の暮れには月刊現代が休刊になったし、この5月にはエスクァイア日本版も休刊になる。しかし私にとって雑誌とは廃刊になるものだとつくづく感じたのが1992年のアサヒジャーナルの廃刊だった。1959年創刊だからこれも33年で廃刊になったわけだが、70年安保のころは読みもしないのにちょっと革新的という理由だけでアサヒジャーナルを持って歩くのが流行していた。そんな思い入れの強い雑誌が廃刊になってしまう。

 このままでは雑誌ジャーナリズムが崩壊してしまう。しかし廃刊を防ぐのは簡単で、読者が雑誌を購入すればよいわけだ。今からアサヒジャーナルを購入することは出来ないが、せめてもということで、似たような名前の雑誌を定期購読することにした。

アサヒジャーナル最終特別号とアサヒ芸能


 アサヒ芸能。1947年創刊のようだから60年以上生き残っている。内容についてはアサヒジャーナルと比べるといささか違和感もあるが、文化を継承していくために購入していくことを決意したわけである。

「アサヒ芸能は今日発売です」
「子どもはダメ!!」


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