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エアバスの失速 part2

  エアバスは2019年2月14日、総2階建て大型機A380型機の引き渡しを2021年で終了すると発表した。運用開始から12年、販売不振が理由だという。



 15年ほど前にエアバス社の考えた航空戦略は、ハブ空港間を大型機で結び、そこで小型機に乗り換えて目的地に向かうというものだった。従って大型機が必要だとA380の開発を進めた。

 一方ボーイング社は、乗客は乗換えを嫌がるはず、中型機で目的地までいけるほうが利便性が高いと考えた。だから高速で巡航でき、燃費が良い、航続距離の長い中型機7E7を開発しようとしたのだ。

 そして15年後、エアバスはA380の中止を発表、勝負がついた。ボーイング社の開発コード7E7機が正式名称787になり飛行速度の新記録を打ち立てるなど進化を続けている。

 このハブ空港で乗り換えるという考え方から空港間を直接結ぶといういわゆる分散処理の考え方はネットワークでも主流になってきているし、首都圏の鉄道網でも起こっている。

 鉄道網でいうと、昔は主要ターミナル駅、渋谷駅や新宿、池袋駅に接続しているローカル線を覚えておけば、どこへでも自由に行くことができた。ところが最近は各路線が相互乗り入れをしたりして、複雑怪奇になってきた。



 東京駅まで行き、山手線に乗り換え秋葉原に行こうと思い東海道線に乗ったのに新宿に連れて行かれる、ということが起こるのだ。
 
 時代の要請かもしれないが老人には住みにくい世の中になってきたものだ。

エアバスの失速 part1



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