南ドイツのフライブルク在住の環境ジャーナリスト、村上敦さんが
ツイッターで、ドイツの脱原発延長について9月20日に次の発信を
しています。(ドイツの脱原発延長の是非、その議論は日本のエネルギー
政策にも影響を及ぼしてくると思われます。)
@murakamiatsushi
それから、環境団体の方と移動中に世間話をしましたが、
先週土曜日の 脱原発延長に反対するベルリンでのデモ(10万人規模)の
話題で持ちきりでした。ドイツでは反原発のデモ、10万人規模を超えた
のがこれで今年2回目です。
原子力法の改正については、10月初頭までに下院での議論にカタが
つくので、それまでに、そしてその後、野党による政府を訴える
憲法裁判所での争いになると思いますが、それからの社会の動きにも
注目したいところです。
また9月13日には次のようなツイートも発信されています。
国営放送ZDFの世論調査では、政府方針として打ち出された脱原発期限の
延長に、賛成が33%、反対が61%という数字が出てきました。
期限延長の政府方針を議論した閣僚会議は9月5日の深夜すぎまで続けられ
ましたが、6日の早朝4時半には、すでに原発事業者との仮契約書が
取り交わされました。国民やメディアには仮契約書については隠したまま、
6日には、政府は方針である期限の延長を発表しました。
このとき、原発の追加安全対策費用は5億ユーロ/基までを目安とし、
それを超えるときは再生可能エネ・ファンドへの支払い額を減らすなどには
全く触れませんでした。
脱原発の延長の方針を決めた政府が、実は同時に4大電力事業者との間で、
覚書(というか秘密の仮契約書)を作成していたことが明らかになった
スキャンダルです。
僕自身も、脱原発延長には絶対反対です。そのことについては
8月30日「脱原発15年延長? 反対します!」で触れています。
今後も自分の分かる範囲でこのテーマを追いかけ、延長にストップを
かけようとしている人達を積極的に応援していきたいと思います。
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