日本に戻って2週間。ドイツを出る前に見つけた、この麻布の
「脱原発」のショルダーバッグを肩にしてあちこちに行きました。
遠くからも一目で分かる「原子力おことわり」のメッセージが
表と裏に日本語とドイツ語で書かれています。
大きくて何でも入り、バッグとしても実に便利です。
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ドイツ支部が作ったものです。
一袋につき50セント(約60円)が日本の原発事故被災者の方々に
支援金として送られます。
毎日の買い物や夏の旅行、ビジネスマンなら日本各地への出張に
最適の脱原発メッセージバッグではないでしょうか。
日本でも入手出来るように、ドイツの関係者に働きかけてみます。
例えば京都の街中で、あるいは静岡、敦賀、新潟、佐賀で
毎日200人から300人の人々がこの「原子力おことわり」の
バッグを持ち歩いていたならば、一回限りのデモや集会よりも
具体的な効果や広がりが生まれてくると思います。
京都の知り合いのNGOの人達や東京の「みどりの未来」の人達と
具体的な展開やアクションプランを検討します。
皆さんもご協力下さい。
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さて、手始めにまず一人でこの2週間、日本のあちこちでトライしました。
結果は上々、実に簡単かつはっきりと意思表示が出来ます。
下記にその一部を紹介します。
『ひとりデモ脱原発!』 のメッセージ発信。
日本の暑い夏、あちこちで、一人で皆んなでプロテスト。
まずは沖縄・座間味の海からです。
いつでも、どこでも出来る『ひとりデモ脱原発!』
夏の想い出は麦わら帽子。 子供達がどの砂浜でも自由に遊べるように。
当たり前のことが、もう一度当たり前になるように。
夏の浜辺、夏の光、僕達は普通の暮らしがしたいだけ。
空、海、光、風、土は人の生きる力の源。被曝リスクを考えるために
あったのではない。脱原発はごく自然なこと。
いつでも、どこでも出来る『ひとりデモ脱原発!』
東京の下町浅草、慶良間の座間味島で育った1959年生まれの二人。
広島の原爆投下、10万人を殺した東京大空襲、座間味島の集団自決の非業ー
自分の父親や母親が強いられた、全て「国のため」に行われたこと。
もうその嘘は要らない。だから二人で脱原発!
新潟三条の刃物鍛治とゾーリンゲンの女性オーナー。
日本とドイツの刃物マイスターが二人で、スッパリと「脱原発!!」
「俺は孫を守りたい!私はチェルノブイルを忘れない!」
座間味の海で、島の少女がニッコリと「原子力?おことわり!」
今年からいよいよスタートの「ダメダメ原発、やめよう原発、アカーン原発」の
日独ポスターコンクールで早くも入賞候補です。
(ただし、このコンクールは下記のような日本の文科省や経産省の主催では
ありません。まだ私一人のコンクールです。)
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下の2つのポスターは、2009年度第16回原子力ポスターコンクール入選作品の例です。
主催は文部科学省・経済産業省資源エネルギー庁です。
原発推進イデオロギーの美化、プロパガンダ。小さな子供達や若者を騙してはいけない。
10歳男子、文科省大臣賞受賞 ー
この少年は今、どこで何を考えているだろうか。
(18歳女子、優秀賞受賞)
ここまで来ると身の毛がよだつ。おぞましい。
僕が25年前に手にした旧東独の全体主義プロパガンダと酷似している。
学校教育の中でこんなバカなことは許されてはならない。
一人デモ脱原発のアイディアいいですね。東京で「50日間小さなデモ」(そのような名前でした)毎日「脱原発」の小さなサインを持って地下鉄に乗っている3人組の記事を見ました。小さくても意思表示をしていれば、いずれ何倍かの力になるかも知れませんものね。
9月19日明治公園で開かれる「原発にさよなら集会」に参加しようと思っていますが、それまでにも「一人デモ脱原発」を私もやってみようと思いました。