「食は日本に在り、(友)人は京都に有り」

2017年11月20日 | 京都の一日

今日、無事に京都に着きました。

 

家の近くの、吉田山の秋の風景。 

うちのエファさんは、この京都吉田の家のリフォーム工事の後、
最終の完成の姿はまだ見たことがありません。と言う訳で、
まずは玄関前で記念写真。 
そして、中に入りました。宗忠神社の石段に面した小さな家です。
ドイツの家でもお世話になった家族の友人、Kさんが丁寧に
作ってくれた家です。工費がとんでもなく膨らみ、今年の春には
二人とも困り果ててしまいましたが、今回の京都でこの金銭的問題を
何とか解決したいと思います。互いに正直に、誠意を持って。
それでも、友情が損なわれることも覚悟しなければならない
と思います。
 


宗忠神社の石段を真如堂に向かって下りていくと、茶色の杉板張りを
した壁面が見えてきます。Kさんのセンスが光るところです。



真如堂も、ちょうど紅葉の盛りでした。

長い散歩と買い出しの後は、ハリーナの友子さんのところでした。
今も昔も僕の左京のマドンナです。
(下の写真には顔を覗かしていません。きっと、キッチンの奥で
次の料理を作っていてくれたのでしょう。) 

うちのエファさんと一緒に晩ご飯をいただきました。自家製豆腐、
とんでもなく美味しかった、祝島のひじきと春菊の白和え、
小松菜の胡麻和え、どれもみんな本当に美味しかった。

「友子さんがまた、しっかりと料理に戻っている。
料理を作る時にも、自らがそのど真ん中にいる。」

なんだろう、いろいろなことがとても嬉しかった。
うちの奥さんも今日の再会を喜び、よく食べて、最後の一皿には
たっぷりのおでんをしっかりと頼んでいた。一方、僕は信州白馬、
琵琶湖東、四国四万十と、日本の山、湖、川の優しく柔らかい、
いろいろなお酒を飲んだ。
友子さんとも久し振りにいろいろな話をした。

人生はここ最近のように随分としんどいことが続いたり、そして、
今日のようにこんな嬉しいことがあったりで、だからこそやっぱり、
生きている甲斐がある。

食は日本に在り。人は京都に有り。
紅葉は多分もう遅いのだろうけど、京都に戻ってきたなぁと、
心深く思う一日でした。


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