今日、無事に京都に着きました。
家の近くの、吉田山の秋の風景。
うちのエファさんは、この京都吉田の家のリフォーム工事の後、
最終の完成の姿はまだ見たことがありません。と言う訳で、
まずは玄関前で記念写真。
そして、中に入りました。宗忠神社の石段に面した小さな家です。
ドイツの家でもお世話になった家族の友人、Kさんが丁寧に
作ってくれた家です。工費がとんでもなく膨らみ、今年の春には
二人とも困り果ててしまいましたが、今回の京都でこの金銭的問題を
何とか解決したいと思います。互いに正直に、誠意を持って。
それでも、友情が損なわれることも覚悟しなければならない
と思います。
宗忠神社の石段を真如堂に向かって下りていくと、茶色の杉板張りを
した壁面が見えてきます。Kさんのセンスが光るところです。
真如堂も、ちょうど紅葉の盛りでした。
長い散歩と買い出しの後は、ハリーナの友子さんのところでした。
今も昔も僕の左京のマドンナです。
(下の写真には顔を覗かしていません。きっと、キッチンの奥で
次の料理を作っていてくれたのでしょう。)
うちのエファさんと一緒に晩ご飯をいただきました。自家製豆腐、
とんでもなく美味しかった、祝島のひじきと春菊の白和え、
小松菜の胡麻和え、どれもみんな本当に美味しかった。
「友子さんがまた、しっかりと料理に戻っている。
料理を作る時にも、自らがそのど真ん中にいる。」
なんだろう、いろいろなことがとても嬉しかった。
うちの奥さんも今日の再会を喜び、よく食べて、最後の一皿には
たっぷりのおでんをしっかりと頼んでいた。一方、僕は信州白馬、
琵琶湖東、四国四万十と、日本の山、湖、川の優しく柔らかい、
いろいろなお酒を飲んだ。
友子さんとも久し振りにいろいろな話をした。
人生はここ最近のように随分としんどいことが続いたり、そして、
今日のようにこんな嬉しいことがあったりで、だからこそやっぱり、
生きている甲斐がある。
食は日本に在り。人は京都に有り。
紅葉は多分もう遅いのだろうけど、京都に戻ってきたなぁと、
心深く思う一日でした。