「長い冬の夜、星空の夜」

2014年01月11日 | 随想

偶然、目にした 長い冬の夜、星空の夜」という
ドイツの無名詩人の訳詩です。

長い冬の夜、星空の夜。
銀河系にひとり、闇は無く、星座達が輝くばかり。

僕の中にある多くの夜空。
昔からの恋人の柔らかい手を握る時、
妻の背中に頬を寄せる時、
静かな雨が激しく降り注ぐ時。

言葉が消えていくような夜。
行き着くところのない風の歌。

(月夜の写真。これも人の心の中に映る夜空の一つだろう)