大雪警報、今日もまた雪が降っている。

2010年12月17日 | ドイツの暮らし



雪の中で立ち往生した5人家族。「これ以上走ると危ないから、
私の家に泊まって行きなさい」と助け舟を出した体操の先生。
ドイツ流、袖触れ合うも他生の縁。


毎日、雪のことばかり。自分でもそれ以外に書くことがないのか
と思う程。でもドイツ中、どこを向いても雪の話ばかり。
巨大な冷凍庫の中で、雪が降っているよう。
昨日はその上、仕事場のヒーターが壊れて、室内でも足下から
這い上がってくるような寒気。
だから、夕飯も鱈ちりや野菜のスープ、昼御飯は玄米雑炊。


ドイツ・デュッセルドルフ。大空の下、ライン川が流れる。冬の空。
一面の雪景色。 友の声を聞く。心が大きく広がり伸びてゆく。
一人で川岸を行けば凍てついた指もポケットの中で暖まってくる。
空も水も人の心もつながっては離れ、また出逢う。



北国の蒼い空。冬の散歩。沢山の春夏秋冬を見てきた 大きな木。
雪化粧の凛々しい姿。遠ざかっていく人影。





冬の夜。凍りつき、透きとおる。雪灯り。
闇の中に浮かぶかすかな 響き、木霊の声。
時が止まる。長い、長い冬。