30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

厳寒の下仁田ネギはやっぱりうまい

2014-02-11 | 下仁田ネギ

甘夏(前回の記事)をいただいた農家に、下仁田ネギを少しばかりお返しした。周辺の農家はネギ栽培が盛んだ。そこにわたしがつくったネギを持っていくのだから勇気がいる。しかし農家がつくっているのは夏ネギばかりで、冬ネギを作っているところはめったにない。わたしが甘夏をいただいた農家もそうだ。以前下仁田ネギを差し上げたところ喜ばれた。やはりうまいことを知っていた。

厳冬期のいまが下仁田ネギのうまい時期である。寒さで葉が枯れて見た目がひどく悪い。見た目で判断すると食べられたものではない。しかしわかる人はわかる。これがうまいんだ、と。その価値がわからないひとには贈らない。「こんな粗末なものを、失礼にもほどがある」なんていわれかねないからだ。

うまい、うまいとばかり言ってはいられない。ネギは気温に敏感だ。春に目覚める前に、遅くもこの2月いっぱいまでに食べてしまわなければならない。そうとわかっていても、しょっちゅう食べていると飽きてくる。下仁田ネギは味が濃厚だからなおさらだ。そんな贅沢なことを言っている。日をおいてたまに食べると、そのうまさがよくわかる。寒さでぼろぼろになった不格好な姿からは想像できないほどのとろりとした味わいに満足する。やっぱりうまいな、と。

9日は朝から近所が一斉に雪かきをはじめた。いまの住まいでこれほどの積雪を見たのははじめてだ。家の前の道路と駐車場の雪かきを終え、次は畑の様子を見に行った。畑の雪は一様ではなかった。雪がない所もある。それだけ風が強かったのだろう。そして自分の菜園を見て驚いた。わたしの菜園だけが雪が深い。ここに吹き寄せられたようだ。野菜はすべて雪の中だった。とうぶん収穫できそうにない。


     
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