30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

こらえ性がない

2006-10-07 | サトイモ

きのうは発達した低気圧の影響で強い雨と風が吹きあれた。今朝起きてすぐに畑を見回る。下仁田ネギが一部倒れたぐらいで予想に反して被害は小さくてほっとした。

隣りの畑でサトイモを掘り起こしている。今年は雨が多かったので出来がいい。そうなると自分の菜園のサトイモはどうなのだ…。1週間前に「楽しみは先に」を書いた。そのなかで収穫は11月まで待とう、ここは我慢だといっていながら、こらえ性がなく誘惑に負けて一つの株だけを掘り起こしてみた。いい出来だ。大きさも揃っている。昨年もよかったが、今年はそれに劣らずいい。

サトイモは手が掛からない。手間は土寄せぐらいのものであとはほったらかしにしている。それでもこれだけうまい具合に収穫できるとうれしいものである。写真は一株(種芋一個)からの収穫量である。これだけとれる。豊作だ。

サトイモは取れ立てが一番うまい。取れ立てのサトイモがこんなにうまいものだとは昨年はじめて知った。それなら今年はもっと作ろうと倍以上を植え付けた。これから続々とうまいサトイモを収穫できるのだと思うと心のほうも豊かになる。

さあ、あしたは登山だ。真っ盛りの紅葉に出会えるだろうか。


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種まき爺さん

2006-10-05 | その他

「この秋は花咲爺さんならぬ種まき爺さんになったな」と苦笑している。それほどこの秋は種をまいてばかりいたような気がする。そして発芽と生長を注意深く見守ってきた。狭い菜園だからそれぞれの面積は小さいものの多くの種類の野菜が育っていくのを見るのはとってもい気持ちがいい。「ルバーブ」だけがいまだに芽が出てこない。

写真上はミズナ。本葉が出てきた。もうミズナと分かる形になっている。
写真下はこまめに種をまいて芽を出してきた葉菜類。

7月末=ブロッコリー、キャベツ
9月初=タマネギ
9月中=ホウレンソウ、チンゲンサイ、コマツナ
9月下=ミズナ、ホウレンソウ、カブ、キャベツ、ルバーブ
これからの予定。
10月初=ホウレンソウ、コマツナ
10月下=下仁田ネギ、ホウレンソウ
11月=ホウレンソウ

□「種まき爺さん」なんていう言葉はふだんは使わない。どうして出てきたのだろう。「雪形(ゆきがた)」の“種まき爺さん”が頭の隅っこにあって連想したのだろうか。春から夏にかけての雪融け時期に山の斜面に現れる様々な残雪模様、これを「雪形」という。昔から農事暦として農作業の開始や豊凶を知る目安として利用されてきた。「種まき爺さん」の雪形があらわれるのが「爺ケ岳」だ。
□爺ケ岳があるのなら「婆ケ岳」「婆山」があってもいいのだが耳にしたことはない。ちなみに「祖母山」「祖父岳」はある。「爺ケ岳」を含めたこの三山は有名な山で私も登っている。
□家内が新潟の八海山と平ケ岳の登山から戻った。やはり新潟はこの3日間天気がよかったという。それに鮮やかな紅葉が真っ盛りでよかったよ、という。ふーん。さて、こんどの三連休だ。じっと天気予報を見守っている。台風がどうも気になる。ここにきて予報が変わってきた。やばいな。台風一過の秋晴れになってくれないか。


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いまイチゴ?

2006-10-04 | その他


ウオーキングコースに農家の大きなビニールハウスがある。ちょうどイチゴの植え付けを終えたばかりだ。秋のお馴染みのこの光景だが最初は戸惑った。イチゴの植え付けが秋とは知らなかったものだから、これだけ大きなビニールハウスいっぱいにずらりと並んだイチゴの苗に向かって、なんでいまなんだと思ったものだ。

クリスマス商戦の需要にあわせるよう栽培のタイミングをとり、クリスマスが終われば春のイチゴ狩りが5月まで続く。

□孫引きである。講談社のPR誌「本」に池内紀氏が江戸時代に出版された『旅行用心集』を取り上げている。その中でなるほどと教えられた一条がある。
 ひどい宿に泊まってしまったときはどうするか?「不自由を口外に出さず、却而(かえって)やわらかに物いひ、荷物、戸〆り等用心する事、道中にての秘事なり」。不足を言い立てると、もっとひどいことになる。それにたったひと晩のこと。用心かたがた、これも旅の一興とかまえて余裕をもってあたれ。 
 この言葉は身にしみる。耳が痛い。「なるほどな」と反省させられる。趣味の登山で全国を歩く。泊まりはテントあり山小屋あり、麓では民宿泊りが多い。民宿の事前手配では口コミに頼るが、不測のときは観光協会の推薦を鵜呑みにするしかない。玄関先に立つやいなや「しっまた」と思って引き返したくなる宿もある。「やめます」とはいえない。自分に腹が立ち、分かっていてもつい「不足を言い立てる」ことがたびたびだ。昔の用心がいまにも通じる。自戒しよう。


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少しずつまく

2006-10-03 | ホウレンソウ


高い山から紅葉の便りが続々と届く。家内が今朝早く平ケ岳と八海山の登山に出かけた。あした新潟は快晴だ。私と違って最近はいい天気にめぐまれている。

こ れからの季節は食卓にホウレンソウが欠かせない。多くの品種がある。どれを選ぶか困る。種苗店の勧めで一昨年から「まほろば」(サカタのタネ)を作ってい る。これが栽培しやすく姿も味もいい。気に入っている。今年はほかの品種にしようかと迷ったが3年続けてこの秋も「まほろば」にした。

いちどに多く作ると無駄にする。それに長い期間食べられように時期をずらして少しずつまいている。今年は16日、23日、28日の3回に分けて種をまいた。今月も来週あたりにまかなければならない。写真は16日にまいたホウレンソウ。発芽はうまくいった。

種まきが続く。この秋はすっかり種まきじいさんだ。

□ 酒の話:10月はじめ発売の〔小笹屋竹鶴H16BY生もと純米〕を運良く入手できた。発売前から評判だった。出荷本数が少ないので酒屋は抽選か予約での販売が多い。4合瓶にしてはいい値段だ。まだ若いらしいから味わうのはまだまだ先になる。もう飲んだ人の感想。私が入手したのは6号酵母版ではなく家付き酵母版。


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カラスかあ

2006-10-02 | ラッカセイ


ブログを始めてからデジカメを手放せなくなった。野良仕事にもウオーキングにも携帯するようになった。ブログに掲載するその週の写真はほとんどを休みの2日間に撮っている。

畑へ行く途中にラッカセイを作っている農家の畑がある。私は今年初めてラッカセイに挑戦した。勉強がてらそのラッカセイ畑を行き帰りウオッチしている。

昨日の1日のこと。その畑の前を自転車で通り過ぎてから、おやっと思い引き返した。これまでの風景となにかが違う。その畑のラッカセイがすべて収穫されていた。ラッカセイの収穫は11月。 「あれっ、もう収穫できるの?」とその畑に農家の人がいたので尋ねてみた。
「ほんとうはもう少し待てばいいのだけど。カラスが食べてしまうのですべて掘り起こして収穫してしまった」
カラスがラッカセイを食べるのか。そのとき初めて知った。
「ラッカセイを作っているなら、ネットをかぶせたほうがいいよ」
畑の周辺にはカラスが群れをなしている。しかし、カラスが土の中にあるラッカセイを掘り起して食べてしまうとは思ってもみなかった。
あわててネットをかぶせた。根元を見るとかわいいラッカセイが地上に顔を出していた。


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どうにかここまで

2006-10-01 | タマネギ

 

午後になって雨が降り出してきた。午前中に畑へ行ったものの仕事に気が乗らない。直前の登山中止がどうも引っかかっている。困ったものだ。それに朝刊には運悪く?木曽駒・千畳敷の紅葉のカラー写真が載っていた。いまが見ごろだ、と。

こ の一カ月は秋まき野菜の種まきと植え付けで忙しかった。ブログの更新が追いつかない。更新を先に延ばすと農事記録にならない。酔っていても疲れていてもブ ログに向かう。そんな習性がついてきた。酔っているときはさすがに誤字脱字が多い。ここにきてどうにか野良仕事も一段落だ。

この一カ月、なににいちばん手をかけたかというとタマネギの苗作りになる。先週26日の激しい雨には小さい苗が大丈夫かと心配した。それが青々と育って無事だった。ほっとした。

タ マネギの栽培のポイントは発芽にあると思っている。うまくいくときとうまくいかないときがある。だから種まきから発芽までは細心の注意を払う。ところがこ の秋はいっせいに発芽したうえに順調に育っている。思いのほかうまくいった。率直にうれしいものである。こんな些細な喜びが心を緩やかにしてくれる。定植 は11月初旬だ。あと一カ月、このまま生長してくれと願うばかりだ。

この秋はどうしてタマネギに“ご執心”であったのか。というのは6月に収穫したタマネギのうまさに感激して、もっとうまいものを作ろうと欲が出てきたからだ。タマネギそのものをこんなにうまいと思って食べたのは初めてではないだろうか。人生で初めてだといっても決して大げさではないくらいだ。いまも食べるたびにそう思う。こんなにうまいものならと、この秋はタマネギ作りに熱心になった。やはり食い意地がそうさせるのかもしれない。


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楽しみは先に

2006-10-01 | サトイモ

サトイモの収穫まであと一カ月。葉に輝きと張りがしだいになくなり、一本一本枯 れて倒れていく。収穫が近いことを知らせてくれる。今年は雨が多かったのでいい出来になりそうだ。ためしに株元を少し掘り起こすとその姿が見える。いま掘 り出して食べてしまいたくなる。11月まで待とう。ここは我慢だ。

下の写真はサトイモの葉の朝露。サトイモの葉に朝露はよく似合う。エメラルドグリーンの輝きはまるで宝石のようだ。


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秋の花2種ーハギとシュウメイギク

2006-10-01 | その他

わが陋屋の狭い庭にもすっかり秋の風情が出てきた。マンジュシャゲが咲き終わった。白ハギ(写真上)は盛りを過ぎ、これにかわりシュウメイギク(写真下)がちょうど咲き始めた。つぎに控えているのは私の好きなホトトギス。蕾が見える。間もなくだ。

〔酒の話〕
8月と9月の酒:本醸造は定番の〆張鶴のほかに鶴の友、雪中梅。いずれも新潟の酒になった。雪中梅は10数年ぶりに飲む。切れがいい。純米は竹鶴、歓びの泉、鷹勇。いずれも熱燗にいい。これまで〆張鶴一筋。たまに純米に手をだすが結局は〆張鶴に帰る。こんな酒飲みを長年やってきた。ところがこれまでとは違う酒の味に出会った。純米を熱燗で飲むことである。教えてくれたのはブログ〔
煮酒で呑〕。この主人が勧める純米酒を半信半疑で40℃以上に燗して飲んでみた。もう一つの清酒の世界があった。“煮酒”というネーミングがぴったりだ。感心してしまう。そしていま人気のブログをもう一つ〔まき子の酒〕。ここも燗酒の世界だ。


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