ニンジンの春まき夏どりのタネまき
コロナ禍と花粉症で外出自粛だけど、せめて菜園仕事とウォーキングで外に出ては体を動かしている。春がここにきて急ぎ足になってきた。梅に続いて、公園のカンヒザクラ、お寺の大木のハクモクレンが咲き出した。日ごとに彩りが増えて視界が明るくなってくる。春3月は四季の中で一番好きである。
3月4日にニンジンのタネまきをした。ニンジンは春まき夏どりと、夏まき秋冬どりの年2回育てている。今回は春まきで6月に収穫できる。毎年この繰り返し。
栽培方法も同じだ。15センチ間隔の黒マルチを敷いて、一つひとつの穴にタネをまき、間引いて大きくする。タネをまいた穴の数だけ収穫できる。100個の穴にタネをまけば100本取れるという算段だ。
マンネリだなと思いながらも今回もそうした。家庭菜園で100本から200本のニンジンを育てるなら、これ以外の方法が見つからない。たしかにこの方法は手間がかかる。農家は絶対にやらない。だが確実に収穫できる。
そのためには一に発芽をそろえること、二に間引きをすることが条件になる。とくに前者が大事だ。かつては失敗の連続だった。散々苦労させられ試行錯誤を行った。いまでは発芽そろえることに失敗はない、と言い切れるほど上達した。
春まきでは約100本を収穫するつもりで、マルチの穴120個ぐらいにタネをまく。もちろん発芽をそろえることができるということが大事な前提になる。
タネは残しても無駄にしてしまう。全部使い切るため厚めにまく。発芽率を高めるにはいいのだが、よすぎるとこんどは間引きに手間がかかることになるのだが、発芽をそろえることが最優先だ。
腰を落として一つひとつのマルチの穴にタネをまいていく。発芽がそろってうまくいきますようにと、いまも真剣な気持ちでまいていく。
タネをまき終えれば、仕上げは穴あきビニールをトンネル掛けしてあたたかくしてやる。2週間もしないで発芽してくる。さて無事に発芽がそろうだろうか。楽しみでもあり不安でもある。