30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

かみさんが無理やりもぎったトウモロコシ

2010-07-03 | トウモロコシ



暑い。額から汗が滴り落ちる。だが、両手とも汚れた作業手袋をしているから拭うことができない。仕方ない、ほんのちょっとばかり休憩だ。腰を伸ばし、ふーと肩の力を抜き、タオルで顔全体を拭く。すでに全身びっしょりだ。雑草取りをしている。

この時期、雑草を放っておくと野菜が埋もれてしまう。週に一回は「雑草取りの日」と決めている。雑草取りなんかだれにでもできるのだが、これには性格が出るから面白い。かみさんは整理整頓が上手い。雑草取りもそれは見事で、作業の後には1草たりとも残らない。私といえば口ほどでなく、大ざっぱだから、あちこちに残る。その出来栄えは一目瞭然だ。

かみさんが久しぶりに雑草取りの応援に来るという。たまには殊勝なこともあるもんだと期待していたら、なんのことはない、ちょうど私の雑草取りの作業が終わるのを見計らったようやってきたから嫌みの一つもいいたくなる。

近くのトウモロコシ畑を見て、
「トウモロコシができているんじゃない」
「いやまだ少し早いな」
私の言葉を無視して、いきなり少しばかり皮をむいて中を見ている。
「たしかにまだ早いが、食べられないことはないわね」
そういうと、1本をもぎ取ってしまった。皮をむくと、生まれたばかりの「豊穣」だ。輝いている。
「ちゃんとできているじゃない」
私もこれを見て、なかなか上出来だと、内心ホッとしている。
私の分にともう一本もぎ取った。

すぐにゆでた。たしかに粒はまだ充実していないで小さかった。もう少しの辛抱だ。この2本がトウモロコシの初収穫となった。


  

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