30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

雨の日の6月28日はラズベリーとブラックベリーのジャムづくり

2024-06-30 | ジャム

後ろの3つがブッラクベリージャム、いまも収穫が続く
一方、前の1つがラズベリージャムで今季はこれだけ

<<わたくしの好きなジャムづくり

6月28日にラズベリーとブラックベリーのジャムを作った。この日は一日中雨の予報。手持無沙汰もあり、冷蔵庫と冷凍庫に入れてある両者を取り出してジャムを作ろうとその気になった。

6月はラズベリーとブッラクベリーの収穫のシーズン。ラズベリーは6月初めから収穫できる。一日おきぐらいにまめに摘み取る。暇な老人だからできる。その摘み取りが終わるのを待つかのように、こんどはブッラクベリーの収穫が6月下旬から始まる。摘み取ったものは順次冷凍庫に保存していく。

梅雨といえばジャムづくりの時季。これまで多くのジャムを作ってきた。この数年は怠慢で種類は年年わずかになってきている。それに作っても保存する冷凍庫は狭く、スペースを確保するのに四苦八苦するためどうしても限られてしまう。

ジャムづくりは例年なら6月初めに梅ジャムからスタートする。ジャムにする梅は知り合いの農家の豊後梅を。これを使うのは大粒で加工しやすいからだ。ところが今年は不作。次にアンズジャムとなるのだがこれも不作。というわけで、ジャムの中でも好きな梅ジャムとアンズジャムはあきらめざるをえなかった。

となると出番はラズベリーとブラックベリーの2つだけになった。両者とも農家に頼らずに、わが菜園で栽培している。ありがたいことにこちらは不作という年はなく毎年摘み取りができている。

味と香りの面からすればブッラクベリーはラズベリーの比ではない。ずっとそう思い込んでいた。ブッラクベリーをジャムにすることはなかった。

ところがこの数年前から逆転した。ブラックベリージャムを多く作る。これには理由がある。ブッラクベリーの木は世話をしないでも育ち、実をつける。本来ならば剪定ぐらいはしなければならないだろうがほったらかしでいい。いまやかなり大きな木になり、摘み取っても摘み取ってもとり切れないほどの実をつける。

一方、ラズベリーのほうはというと、手間がかかるとまではいかないが、それでも枯れ枝を始末したりして剪定は必要になる。きちんと世話をすればブッラクベリー同様に先端は背伸びしても届かないほどに大きく育つのだが、これをずっとさぼってきたために育ちが悪い。そのため収穫は次第に減ってきた。

すっかり主客転倒した。それでもラズベリーは好きだから少量でも大事に摘み取ってはジャムにしている。

つい最近、たまたまNHKのテレビでラズベリージャムを作っているのを見た。それはタネを濾さないでタネを入れたままのジャムだった。わたくしの関心はそのタネの扱いにある。タネを入れたままジャムにするか、それとも濾してタネをのぞいてジャムにするかである。

タネは小さい。気にならない人とそれが気になる人に分かれる。わたくしはこれが気になる。気にすればするほど食感が悪くなる。そのためタネは濾し器で濾して取り除く。

両者の市販のジャムはタネ入りである、と断定はできないが、高級百貨店でも両者のジャムでタネなしのをこれまで見つけることができなかった。タネを取り除くと嵩がたいぶ減る。半分ぐらいになる。いやもっと減る。かなり値段の高いジャムになるはずだ。そのためタネ入りになるのではないかとみている。

雨降りで窓を閉めてのジャムづくり。室内に香りが広がる。これがいい。とてもいい気分にさせてくれる。

いまもブッラクベリーの摘み取りは続いている。2回目、3回目のジャムづくりをしなければならない。摘み切れないほどあるからだ。そんなにジャムを作ってどうするの状態で、どこかで区切りをつけないといけない。


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