30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

そろそろ気になる400本の新タマネギ

2020-05-23 | タマネギ

やっぱりだめか。21日、首都圏の緊急事態宣言は継続のままとなった。コロナ禍でも日常の外出は以前と変わらない。午前は80坪の菜園仕事、夕方は1時間半のウォーキング。いずれの環境も密ではなく疎である。ただ県をまたいでの移動ができないから登山ができない。それがややストレスになっている。

奥多摩や丹沢の山々は、いまが新緑のいちばん美しい時。まばゆいばかりに光り輝いているころだ。行けないとなると余計に行きたくなる。

来年があるさというが、高齢者にとって来年が確実にやってくる保証はない。3月、4月、5月はすべて中止、6月に予定していた遠出の登山は航空券をキャンセルせざるをえない。

そうなるとせめて夏山だけはと期待したいが、こちらも雲行きが怪しくなった。夏の富士山が登山禁止になった。となると日本アルプスは・・・? 夏の山小屋はかなりの「3密」になる。さてどうなるか。


菜園は3月の端境期から作業に追われた。ここにきてタネまきやら植えつけがほぼ終わり、80坪の菜園に空きスペースはなくなった。

そのなかで昨年から育て、冬を越して収穫するものがある。いずれも生育期間が長い。タネまきから収穫するまでに冬ネギは14カ月、春キャベツは6カ月、ソラマメは7カ月、タマネギは9カ月かかる。冬ネギは2月で終わり、春キャベツとソラマメは収穫中で、タマネギの収穫は6月上旬が目安となる。

タマネギ栽培は、苗づくりをして、それを植えつけるという手順を踏む。苗づくりは野菜作りのなかでも難しい(とわたくしは思っている)ひとつだ。半面、売っている苗を買ってきて植えつければ簡単極まりない作物である。

育成技術にこんなにも天と地ほどの差がある。難易度が対照的なのが際立っている。したがってタマネギ栽培の楽しみは苗づくりにある。最初のころはやはりうまくいかない。手を焼いた。むずかしい。失敗の連続だった。それでも試行錯誤しているうちにうまくなるもので、コツをつかみ、なんとか自己流で真っ当な苗づくりができるようになった。いまは100%自家育成の苗を使う。周囲の家庭菜園を見ると苗づくりをする人は皆無。手に負えないとあきらめている。農家だって自家消費は売っている苗を使っている。

技術向上を目指すなら、前々回記事のショウガ栽培、それに今回のタマネギの苗づくりをすすめたい。遊びには絶好の対象になる。

タマネギはいつも2種類。一つは中生、もう一つは晩生。球の形は中生はやや平べったく、後者は甲高になる。

タマネギは昨年9月にタネをまき、苗を11月に植えつてから翌年の6月の収穫までおよそ9カ月の付き合いになる。ことしも順調に育ち、球が肥大しているのがよくわかるようになってきた。

わが菜園のものは今月下旬になると地上部が倒伏してくる。球が成熟したサイン。収穫してもいいよということになる。

いま400本を育てている。生育不足やトウがたったものが出てくる。自家消費だから形サイズは気にならない。新タマネギ誕生まで間もなくだ。


      

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