30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ガタが来ているトマトの雨除けハウスの組み立て

2020-05-02 | トマト

4月30日にトマト栽培の雨除けハウスを建てた。そうとうガタが来ている。トマトハウスと口にするのもためらうほど粗末な雨除けである。見るからにもぼろい。自分を見るようだ。簡便なこの“雨除けセット”を買ってから10年がたつだろうか。こんなボロ屋でも大玉トマト栽培に欠かせなくなっている。

見た目は工夫すればどうにかなるのだが、肝心の骨組みの支柱がいけない。かなり傷んでいる。経年劣化もあるのだろうが、支柱が何本か折れている。あちこち折れたところを何本かの添え木をしてつないでバランスを保ちつつなんとか立たせている。満身創痍である。買い替えればいいのにと思いながらも、しつこく利用している。

支柱を折るのは台風だ。強風でやられる。この雨除けの支柱は菜園でよく使われる緑色のもので直径は16mm。強度はあまりない。天井は雨除けのためビニールで覆うのが一般的だ。強風であおられたうえに風圧がかかり、雨除けごと吹き飛ばされることがある。この風圧で支柱が曲がり、折れる。

このためビニールは使わない。すべてネットで覆う。風通しを良くして少しでも風の抵抗を減らすためだ。天井はネットを2枚重ねて少しでも雨が落ちないようにしている。これでなんとかしのげる。

強風の威力がいかにすごいか。冒頭写真の左のハウスは太さ18mmの支柱を使い強度はわたくしのものよりも一段上だ。しかしこれと同じ頑丈なトマトハウスが土台ごと持ち上げられて大きな骨組み全体が飛ばされてきたことが過去に2度ある。別々の方角から隣接するわたくしの畑に飛ばされてきたのである。なんで2度もわが畑かと言いたくなる。いい迷惑である。

おもしろいのはこの二人の菜園主に共通した態度だった。謝るには謝るが、迷惑をかけたなどとはいささかも思ってもいないようなそっけない口ぶりであった。わが畑の損害には言及しない。損害があれば弁償させてくださいとは言わない。なんとも厚顔だ、どのような神経をしているんだと考えさせられた。

そんなことがあったなと思い出しながら、ことしもなんとか下手な工夫をして、これで大丈夫かなと不安があるものの、とにかく雨除けが完成した。それだけに台風が来るたびにことしも身構えて補強して備えることになる。この小屋の主人となるトマトの幼苗はGW明けに引っ越してくる。


      

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