30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ユズ25個でジャムづくりー作りすぎだ!

2015-11-08 | ジャム

わたくしの好きな「ジャムづくり」。こんかいはユズジャムを作った。25個のユズから250mlの瓶で9本のジャムができた。

家の建て替えでユズの木を切ってしまってから5年になる。ないと困るものでやはり身近にあってほしい果樹である。いまは知り合いの農家からいただいている。

ことしの農家のユズは大豊作。見上げるほどの大きな木に枝がしなるほど実っている。昨年はまったく実をつけなかった。いわゆる裏作であった。ユズは隔年結果。一転して見まごうばかり黄金色に輝いている。

最近感じることだが、年を取っても果実の「採集」は楽しい。子どものときと変わらなく心がはずむ。冷え込んでいっそう黄色くなってきた。待ってましたとばかりに高枝切りハサミを手にして農家へと急ぐ。 



採るのに夢中であった。高枝切りハサミで切り落として60個いただいた。

その夜、夕飯がすんでからがわたくしのジャムづくりタイム。かんきつ類のジャムはユズと甘夏を毎年作っている。かんきつ類のジャムはいちばん手間がかかる。

ユズは25個を使った。このジャムづくりでなにが面倒かって、皮を薄く切ること。こんなことは年に1,2回だからさっさと手際良くはできない。難行だ。
「こんなことなら半分ぐらいにするんだった」
ちょっぴり後悔しながら、たくさんある皮を横目で見ながら、手元に注意して辛抱強く包丁を入れていく。

作り方はいつも同じ。年に一度しか作らないから、たまには手順をおさらいしておかないと忘れてしまう。
1、ユズは横半分に切って果汁をしぼる。種もいっしょに出てくる。果汁と種を分離するためボウルの上に濾し器を置く。これで果汁はボウルへ、種は濾し器に残る。⇒果汁

2、果汁をしぼったら、こんどはスプーンを使って果肉をぐるりとこそぎ取る。果肉と種を鍋に入れ、水をひたひたに入れて弱火で煮る。これをさきほどの濾し器で裏ごしする。かんきつ類のジャムづくりのポイントは、わたくしの経験でいうと、果肉の裏ごしにある。⇒裏ごしした果肉

3、皮は薄切りにする。たっぷりの水でもみ洗してから煮る。皮のかたさは好み。やわらくしたければ長く煮る。それから水でもみ洗いして、たっぷりの水に浸して一晩置く。⇒薄切りした皮。

翌朝、1+2+3、ここに砂糖を加えて煮詰めていく。いつ火を止めるかに神経を集中。特にかんきつ系は煮詰め過ぎると最悪。そのタイミングがむずかしい。

やはり手間がかかった。やれやれ完成、といったところ。

並ぶジャム瓶を見てかみさんが言った。
口調が厳しい。
「こんなに作ってどうするのっ!?」
ジャムは冷凍庫に保存している。これまでに作ったジャムが占領している。新たな余地はあまりないことも承知している。
かみさんの剣幕にはびっくりしたが、やはり作り過ぎたか。

 


         
    気まぐれ山旅リポート  ようこそ!ビッグファームへ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする