30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

重さに比例する収穫の喜びー上出来のジャガイモ

2010-06-21 | ジャガイモ

 


畑の近くの林からウグイス、ホトトギス、カッコーの鳴き声が聞こえてくる。カッコーは高原の鳥のイメージがあるから、さわやかさが広がって気分がいい。案外いいところで農作業をしているんだなとうれしくなる。

ジャガイモをいつ掘るか。すでに試し掘りして出来具合を確かめている。昨年に比べたら上出来である。あとは天気しだいだ。掘った後は乾燥させなければならない。雨が続くようなら先に延ばすほかない。

きょうがいいかな。それ急げとばかりに早起きして朝飯前に掘り起こす。土が湿っているのでジャガイモに土がへばりついている。この掘り出しは2時間ほどの作業になった。畑で、ある程度乾燥させたいので、その間にいったん家に戻る。汗で全身ぐしょぐしょだ。シャワーを浴びて朝飯を済ましてまた畑へ。天気が不安定なので畑にそのまま置かないで土を落としながら袋に入れて持ち帰った。午前中で作業は終わり、また汗まみれでシャワーだ。

これをどこで乾かすか。仮住まいなのでこれまでのように物置がない。そこでタマネギと同じように軒先の下に広げた。急に雨が降ってきたので、全体をビニールで覆う。なにかと手間がかかる。2日ほど乾かして土を落とし袋に入れて台所の隅に保存することにした。収穫物が多いと、それを乾かしたり、保管する場所がないと不便だ。建て替える家にはスペースを確保したもののこれまでより大幅に狭くなる。ちょっと心配だ。

今年3月に植えつけたのは3種。男爵、メークイン、キタアカリが各1㌔。見た目での判断だが、収穫量は多い順にメークイン、キタアカリ、男爵となった。3㌔の種イモから少なくとも10倍以上の収穫になるからジャガイモはたいしたものである。

すぐに食べ比べだ。今年初めて栽培したキタアカリがうまい。思った以上にうまい。男爵系だけに形やサイズでは男爵と区別がつかない。見分け方は、キタアカリの芽は赤いからそれで判別できる。

乾かしたイモを袋に入れ、「よいこらしょ」と腰を痛めないように注意しながら台所まで運ぶ。重い。収穫の喜びはこの重さに比例する。この単純さがなによりわかりやすい。

メークイン。ショベルを深く入れて持ち上げるとイモが出てくる。型がそろっている。




キタアカリ


男爵


  


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