5月12日(木)、森村泰昌展を見た後、長堀橋のYoho photo galleryで開催中の大阪ゆかりの写真家展Ⅰに立ちよりました。
写真弘社カレンダー より 明治から1940年(昭和15年)までの浪華写真倶楽部に関わった13名の写真家の34作品が展示されています。
一番新しい写真でもいまから75年前の写真ですが、いま見てもいい作品です。いい作品は時代を経ても色あせないものですね。
5月12日(木)、森村泰昌展を見た後、長堀橋のYoho photo galleryで開催中の大阪ゆかりの写真家展Ⅰに立ちよりました。
写真弘社カレンダー より 明治から1940年(昭和15年)までの浪華写真倶楽部に関わった13名の写真家の34作品が展示されています。
一番新しい写真でもいまから75年前の写真ですが、いま見てもいい作品です。いい作品は時代を経ても色あせないものですね。
5月14日(土)14時から尼崎市立中央図書館で平家物語を読む会がありました。4月は欠席したので、2ヵ月ぶりの参加です。今回は図書館の都合により、第2土曜に変更になったため、参加者はいつもより少なく21名でした。
欠席した前回は念仏を10回唱えた重衡が首を前にのばして斬られたところまで進んでいました。
今回は巻十一 重衡被斬 の最後の部分です。
この有様を見た7,8千人の大衆も守護の武士も皆涙を流した。首は般若寺の大鳥居の前に釘付けにしてかけた。奥様の大納言佐殿はねんごろに弔い、尼になって夫重衡の後世の冥福を弔う(大納言佐殿は首を大仏の聖重源上人にたのみ日野にもらい受け、遺骸と一緒に火葬にする。遺骨は高野山へおくり、墓を日野に設けた)。
砂川先生は次のように仰る。
*平家物語では、重衡について巻九「重衡生捕」、巻十「内裏女房」「八島院宣」「請文」「戒文」「海道下」「千手前」に続き「重衡被斬」まで長々と語られているのはなぜか。しかも当時のスーパースターである重源までかりだして。
*逆罪に相応の報いがあるというのは当時の常識、しかし平家物語には許そうという気で溢れている。衆人環視の中で斬られ、卒塔婆の前に首をかけられた重衡に対する慰霊、鎮魂、供養という意味があったのかも知れない。形ある石碑(いしぶみ)に対する紙碑として語り伝えたのかもしれない。
*平家物語では重衡が救済されたかどうかはっきりとはしていない。しかしレジュメの「源平盛衰記」でははっきり救われたと書かれている。
*重衡に焼かれた大仏は重源上人の尽力により5年で開眼供養が行われる。「鎮護国家」という目的のため。
続いて巻十二 「大地震」に入りました。7月9日に大地震が発生、白河のほとりの寺院が損壊する。配布していただいた当時の平安京の絵図でその神社仏閣を確認した。
5月12日(木)午後、大阪中之島の国立国際美術館で開催中の展覧会 森村泰昌 「私」と「わたし」が出会うとき を見に行きました。
パンフレット(表、中)です。
絵の中の登場人物や、映画女優に扮するセルフポートレート写真で有名な森村泰昌氏の大規模展です。日本ではあまりないですが写真撮影はOKです。
第1部はレオナルド・ダ・ヴィンチやファン・エイク、デューラー、ゴッホら西洋絵画の巨匠、そして松本竣介や青木繁など日本の美術、ウォーホールやシンディー・シャーマンなど原題次述の自画像に扮した作品を展示している。
どの作品もここまでやるかと思えるぐらいすごい作品です。中でも感心したのがベラスケスの「ラス・メニーナス」。登場人物すべてが森村氏なのはほかの作品と同様だが、あの謎に満ちた作品の製作情景をいろいろな視点(画家、国王夫妻・・・)の視点から撮影しているのです。とても面白い試みだと思いました。
第2部は70分の映像作品。自画像を描く画家たち(レオナルド・ダ・ビンチ、ファン・エイク、デューラー、カラヴァッジョ、ベラスケス、レンブラント、フェルメール、ルブラン、ゴッホ、フリーダ・ガーロ、デュシャン、ウォーホルに森村が扮し、それぞれの独白の中から「私」とは何かを浮かび上がらせる試みです。
とても面白くためになる展覧会でした。6月19日まで開催されています。まだの方は是非ご覧になって下さい。
5月12日(木)、JR神戸駅南の神戸クリスタルタワー内にある県民ギャラリーで開催中の 第22回キャンバスフォト展を見に行きました。
大先輩のYさんから案内をい頂いたもの。
キャンバスフォトとはプリントした写真の画像を布に加圧接着して油絵のキャンバスに似た形とし、この写真画像に沿って透明のアクリル樹脂をコテまたは筆で肉盛りをする。その結果写真の特徴である綴密な描写の上に、油絵の手書き作業の風味を持たせ、且つ透明アクリル棚旨の塗り厚及び光沢の違いにより、立体感豊かな作品に仕上げる、写真と油絵の長所を兼ね併せ持った創作作品です。
Yさんのほかに芦屋写真協会のメンバーであるSさん、Y燦の作品も展示されていました。総勢17名の方々の力作43点、とても素晴らしい出来でした。
県民会館からの帰途、阪急芦屋川駅の近く「ギャラリー藤」で開催中のグレタ刺繍教室「デンマーク刺繍展」に寄りました。友人I氏の奥様が出品されているデンマーク刺繍の展覧会です。
会場は手の込んだ細かい刺繍作品が沢山展示されてと手も素敵な雰囲気です。その人のレベルや技術に応じた作品を創ることが出来るのだそうです。
I氏の奥様の作品はテーブルセンターと壁掛け、とても素敵な作品でした。
5月11日(水)朝、5月度暁月講座「中国古典に学ぶ会」に出席いたしました。前回から開催は隔月となり「竹窓随筆」を読んでいます。
開講前の岡本先生の話は5月に因み「端午の節句」がらみで
①鯉のぼりのお話し。「鯉のぼりの鯉の鱗の数は6×6=36枚。三段の瀑布をのぼると龍に変わるが、龍の鱗は9×9=81枚。81枚目の鱗はは胸に逆さまに生えている「逆鱗」
②粽:由来は色々あるが、いずれも屈原の故事による。一節では屈原はベキラという川に身を投じたが、魚が屈原の身体を食べないように粽を投じたというもの。粽をつつんでいるチマキザサは花脊をはじめとする京都北山に自生しているものが良質で、特に日当たりの悪いところに生えるものは柔らかく香りが良い(乾燥させて使うときに水で戻す)。ところが鹿の食害で絶滅状態になってしまった。現在チマキザサ再生プロジェクトが進んでいる。粽の美味しいのはなんといっても「和久傳の西湖」と「川端道喜(かわばたどうき)」。神社等では粽と柏餅をセットで奉納する。
今回、竹窓随筆は3文読み進めました。
街路樹のカシでしょうか、小さな花が一杯・・・。道に落ちていますね。季節はどんどん変わってゆきます。
一昨日のブログの続きです。
「雨降滝」です。岩を伝わって雨が降るように飛沫が落ちてきます。
続いて「骸骨滝」。落ち口に骸骨に似た岩があるのです。
赤目五瀑のひとつ「荷担滝」と落ちるところはふたつにに分かれていますが、途中で一つに結び合わさって滝壺にそそいでいる「夫婦滝」。
「雛壇滝」と「琴滝」です。
赤目五瀑のひとつ「琵琶滝」
天気も最高、奇妙な岩を見て新緑に染まったハイキングでした。
5月8日(日)、京都国立博物館に「禅-心をかたちに-」を見に行った午後、KYOTO GRAPHIEでまだ見ていない会場を訪れることにしました。
京都美術館別館の会場に行くと、ちょうど無料ガイドツアーが始まるとのこと。ツアーに参加しながら会場を回りました。
10:ロームシアター京都 銭海峰「緑皮車」
(パンフレットより)中国の緑皮車は文字通り緑色の列車を指し、もっとも料金の安い客車の代名詞となっている。今も電気技師として働くチェン・ハイフェンは、バックパッカーとして中国じゅうを旅行し、緑皮車に乗る人々を撮影し続けた。8年間を費やしまとめた本展示作には、日々をたくましく生きる人々への共感と、研ぎ澄まされた写真感覚が表れている。中国・連州市で開催される写真祭、リヤンズフオトフェスティバルで2015年度の大賞を受賞した注目作。
列車の車内をイメージした展示場。窓も開いています。
8:京都市美術館別館1階 コンデナスト社のファッション写真で見る100年
(パンフレットより)フアッション誌ヴォーグをはじめとした一流誌を世界各国で発行し、100年以上にわたって出版界をリードしてきたコンデナスト社。その貴重なアーカイブから作品を厳選し、ヴイジュアルの最先端を歩んだファッション写真の歴史を紐解く本展は、黎明期に活躍したエドワード・スタイケン、戦後の黄金期を牽引したアーヴィンク・ベンやウィリアム・クラインなど名だたる写真家の名作が一堂に会す貴重な展示となる。
ほかにもマン・レイ、サラ・ムーンの写真もありました。
9:京都市美術館別館2階 クリスチャン・サルデ(写真・映像) 高谷史郎(インスタレーション) 坂本龍一(サウンド)「PLANKTON 漂流する生命の起源」
(パンフレットより)生命の起源ともいえるプランクトンの美しさや多様性を広く伝えるため、顕微鏡写真や映像でプランクトンの姿を撮影する海洋生物学者のクリスチャン・サルデ。本展ではサルデが昨年秋に下田にて撮り下ろした最新作や、自身が乗船し世界規模で調査・研究を行う「タラ号 海洋プロジェクト」にて撮影された作品をあわせて披露する。展示インスタレーションを手が けるのは京都在住の映像作家の高谷史郎サウンドは坂本龍一が担当する。
2b:ギャラリー素形 サラ・ムーン「Time Stands Still」
(パンフレットより)“Time Stands Still”は90年代初頭から2014年にかけて撮影されたヨーロッパ各地の風景をモノクロームで捉え、水平線をイメージして制作された。サラ・ムーンがはじめてプラチナプリントを試みた本作は土佐和紙に印刷され、裏打ちされずに吊るすように額装され、作品世界の繊密さをより深いものにしている。会場となる招喜庵は、作庭家として知られる重森三玲の旧主屋部で、格式ある社家建築の趣きをたえる貴重な建造物である。
これで今年のKYOTO GRAPHIEのブログは終了です。
一昨日のブログの続きです。
苔むした岩のそばを通りさらに上流へ上がってゆきます。
赤目五瀑のひとつ「千手滝」とその上流にある「護摩の窟」
赤目五瀑のひとつ「布曳滝」滝壺の深さは滝の高さと同じ30mだとか。
竜ヶ壺にあるご神木(カツラの木、推定樹齢300年)。続いて「陰陽滝」
釜ヶ淵を過ぎると百畳岩があり、そこに七色岩(大きな転石の上にアカギ、ウメモドキ、桜、松、ツツジ、楓、樅の7種類の植物が自生しています)があります。
百畳岩は絶好の休憩場になっています。
「姉妹滝」と「柿窪滝」
続きは明後日のブログで。
5月4日(みどりの日)、赤目四十八滝散策に出かけました。五月晴れのまさに「ハイキング日和」です。
まず近鉄上本町駅で「赤目四十八滝渓谷の自然探勝きっぷ」を購入しました。 これは、難波~赤目口間の近鉄線往復+赤目口駅前~赤目滝間のバス往復+入山チケット引換券+お土産物の割引券がセットされている割引切符です。
赤目口発朝一番のバスで赤目滝に到着。入山券を頂くときに散策路マップを頂きました。日本サンショウウオセンターを通って散策路に入ります。
山を見ると野生の藤の色が緑に映えてとてもきれいです。
ゆっくり、上流側に上がってゆきます。最初にあったのが行者滝です。続いて霊蛇滝。
これは「赤目牛」。昔この滝に赤い目の牛に乗った不動明王が現れたという伝承からつくられたものだそうです。
これは赤目五瀑のひとつ「不動滝」。さすがに立派な滝です。そして乙女滝。
新緑が水に反射してとてもきれいですね。
続きは明後日のブログで。