ベルリン時間 10月31日(土)19時(日本時間 11月1日 3時)からベルリンフィルデジタルコンサートでライブ中継がありました。
演目は「ペトレンコがR・シュトラウス、ショスタコーヴィチ、ノーマンを指揮」です。
プログラムには「ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、同時代の人たちからは表面的で陳腐な作品だと酷評されました。第2次世界大戦末期、この作曲家は戦争の勝利を讃える作品を書くことを期待されていましたが、彼はこれらの主張を退け、この交響曲ではヒロイックな栄光を明確に拒否したのです。R・シュトラウスはほぼ同時期に《メタモルフォーゼン》を書き、戦争の破壊と一つの文化的時代の落日に対する悲しみを音楽で表現しました。首席指揮者のキリル・ペトレンコは、両作曲家の間に深いつながりを感じており、1979年生まれのアンドリュー・ノーマンの新曲にそれらを並置しています」とあります。
ライブ中継の前に流れている ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第9番 のリハーサル風景です。
ライブ中継の開園15分前から第2ヴァイオリン奏者 エヴァ=マリア・トマジによる指揮のキリル・ペトレンコへのインタビューがありました。
いよいよ開演です。指揮は常任指揮者キリル・ペトレンコです。聴衆は今までと同じ定員の約1/4に制限されています。
①曲目:アンドリュー・ノーマン作曲 《サビーナ》(弦楽合奏のための編曲版)
ベルリンフィルが委託した作品です。
②曲目:リヒャルト・シュトラウス作曲 23の独奏弦楽器のための《メタモルフォーゼン》
最初の「原型」は次々と変容してゆき、最後はベートーヴェンのエロイカの葬送行進曲へと流れ込んでいきます。
③曲目:ディミトリ・ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第9番変ホ長調
コロナ感染症拡大防止のため、ベルリンフィルハーモニーが11月2日から30日まで閉鎖されるため、本日のプログラムに1作品が追加されました。
追加された作品:ジョン・ケージ作曲 4’33”
4分33秒の無音の音楽です。3楽章から成る「4分33秒」の全楽章は全て“休み”となっており、指揮者の身振りと会場の(環境)音が聞こえるのみです。
楽譜は小さい写真の4枚目です。
今後の予定は11月1日(日)に予定されているファミリーコンサート。11月29日に予定されている定期公演会は中止になるのでしょうね。
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