希望&夢

希望や夢あふれる社会になるといいな!
明日や将来のことを思うと、おもわずぼやいてしまいます。

幼児を厚着のままチャイルドシートに乗せると危険

2019年12月19日 | 危機管理

寒い時期、乳幼児をチャイルドシートに乗せる際、ダウンジャケットや分厚いコート、おくるみ(ベビー服)などを着せたまま、座らせていませんか。

じつはこの状態、衝突事故などの際、子どもの命に危険が及ぶ、とても恐ろしい行為なのだ。

分厚い防寒着を着せたままチャイルドシートに乗せて、その上からハーネス(チャイルドシート本体についている、子どもの体を固定するためのベルト)を締めた場合、見た目はしっかり締まっているように見える。

しかし、実際はハーネスと子どもの体の間に分厚い防寒着があることによって、子どもの体を守るハーネスの拘束力が100%ではない状態になっているのだ。

防寒着に子どもの体を守る力はないから、結局、ハーネスが締まっていないユルユルの状態で乗せているのと同じこと。

この状態で強い衝撃を受けると、ハーネスで拘束されていない子どもの体は2本の肩ハーネスの間から飛び出し、最悪の場合、窓ガラスを突き破って車外に放りだされてしまうのだ。

警察や業界団体のサポートを受けて、チャイルドシートの正しい使い方や安全なチャイルドシートについての情報を発信する英国のNPO団体「GOOD EGG SAFETY」も、「厚着のまま子どもをチャイルドシートに乗せないで!」と警告している。

10年ほど前まで、チャイルドシートの固定は車両のシートベルトでおこなうのが主流だった。

その後、2010年頃から日本でもISO FIX固定のチャイルドシートが販売されるようになり、近年は2万円以下で買えるリーズナブルな製品も出るなど、以前に比べてISO FIXチャイルドシートの購入のハードルはぐっと下がっている。

クルマ側のISO FIXへの対応も進み、2008年から2009年以降に販売された新車からISO FIXの金具が標準装備されはじめ、道路運送車両法により2012年7月以降は全車に装備が義務付けられた(2人乗りスポーツカーなど一部を除く)。

ISO FIXチャイルドシートの普及によって、チャイルドシートがクルマのシートにしっかりと固定される率は各段に高くなりましたが、今度は「子どもの座らせ方(ハーネスの使い方)」に大きな問題が出てくるようになった。

暖房の効いた車内でも、もし子どもが寒いと感じるなら、その上に毛布やひざ掛けなどを掛けてチャイルドシートを使いましょう。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国側に改善なければ措置継... | トップ | 自動ブレーキ 2021年搭... »

コメントを投稿

危機管理」カテゴリの最新記事