中国国家海洋局は3月4日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を主張するウェブサイトの日本語、英語版を公開した。
日本の外務省が、尖閣をめぐる日本の主張をまとめたパンフレットの中国語、英語版などを公開しているのに対抗したものとみられる。
昨年12月に立ち上げた「釣魚島-中国固有の領土」と題する中国語のサイトを翻訳した。
「歴史、地理、法理のいかなる角度から見ても、釣魚島およびその付属島しょは中国固有の領土」「中国が最も早く釣魚島を発見、命名かつ利用した」などと日本語で記されている。
国営通信の新華社は、日本語・英語版の公開について「国際社会に事実と真相を理解させるため」としている。
菅官房長官は3月4日の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島について「釣魚島は中国固有の領土」と宣言している中国国家海洋局のウェブサイトの削除を中国政府に要求していることを明らかにした。
中国語版のサイトは昨年12月に始まった。
菅氏によると、日本政府は同月末、北京の外交ルートを通じて厳重抗議し、即刻削除を求めた。
日本語版と英語版の開設を受け、再度抗議した。
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