紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊ボーイズ投打かみ合い初優勝 中学硬式野球春季全国初出場へ 〈2020年2月26日〉

2020年02月26日 08時30分00秒 | 記事

 中学硬式野球の日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)県支部の第50回記念日本少年野球春季全国大会県予選で、和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースが初優勝、全国初出場の切符をつかんだ。準決勝では昨年秋季大会でコールド負けを喫した有田ボーイズにコールド勝ちして雪辱を果たすと、決勝は強豪・紀南ボーイズを6-1で下すなど投打にかみ合う強さを見せた。

 御坊は初戦の2回戦で生石ボーイズに2-1と接戦を制した。準決勝は新チームになって秋季大会でコールドで負けた有田に対して、1点ビハインドの4回、1番・成田の右前適時打、3番・田端の左前適時打などで一挙5点をあげた。6回は2死から敵失の走者を2塁に置いて田端が中前適時打、続く寺口の右越え適時3塁打で加点、5番・畑垣の右中間への適時打で8-1のコールドゲームが成立した。
 決勝の紀南戦は初回に1点を先行されるが、その裏1死から2連打で1、2塁の好機を作り、4番・寺口の右中間への適時打で同点。暴投で2、3塁とし5番・畑垣が右前適時打で勝ち越し、6番・横畑の際に暴投で2点をリード。2回に2番・村上の適時打、3回に7番・橋本の左越え適時2塁打が飛び出し、4回にも1点を加え、着実に得点。投手陣は横畑、市木、大川の3人が好継投を見せて紀南を寄せ付けなかった。
 西畑卓也監督は「成田主将がチームを引っ張り、よくまとめてくれた。全国では初戦を制し、勢いに乗って勝ち上がりたい」、山崎幸二会長は「冬場の練習の成果が出て、なかなか優勝できなかった春を制覇でき、うれしい。全国では県代表として恥じないプレーを見せたい」と話した。
 大会は15日に御坊市民球場で10チームが参加して開幕。同球場や紀三井寺球場、南山球場を会場にトーナメントで競い、初日は1回戦、2日目の22日は2回戦、3日目の24日は準決勝、決勝を行った。日高地方勢では御坊のほか、和歌山日高ボーイズ/マリナーズは初戦の2回戦で岩出ボーイズに敗退した。
 全国大会は3月26~30日の5日間、東京都の大田スタジアム、埼玉県営大宮公園野球場などで開き、41支部の代表のトーナメントで競う。
 御坊メンバーは次のみなさん。カッコ内は学校名。
 会長=山崎幸二▽代表=瀧野肇▽監督=西畑卓也▽コーチ=見崎善成▽マネージャー=岡本貴好▽選手=成田翔大(御坊)橋本昊也(同)大野晃太郎(上南部)畑垣紫(南部)周家大樹(印南)村上慎之介(切目)寺口昂明(丹生)田端啓人(松洋)横畑勇伸(南部)大川悠之介(御坊)出口颯真(松洋)脇本悠月(清流)田渕柊登(御坊)玉置大翔(南部)谷口海斗(中津)日下侑太(東陽)高尾禮成(中津)出口飛龍(名田)市木栄勇(中津)山本陣世(上富田)野田皇志(湯川)田中唯士(高城)田端晃大(松洋)市谷光冴稀(丹生)。


 その他の主なニュース

北村誠吾地方創生大臣 みなべ町振興館を視察

川辺西小(日高川町)でひとあし早く「卒業桜」開花

25日 由良、印南、日高川町の観光組織と日高振興局が推進協議会を設立 

県教委の「ふるさとわかやま学習大賞」に清流中、印南中が大賞受賞