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美山ふじまつり 暖冬で5月連休の影響危ぐ 2年前は花が散り来園者大幅減 〈2020年2月14日〉

2020年02月14日 08時30分00秒 | 記事

今年は4月18日開幕のチラシでふじまつりをPRしているが、暖冬の影響が直撃も


 日本一長い藤棚ロードがある日高川町初湯川、椿山ダム湖畔のリフレッシュエリアみやまの里で、毎年4月下旬から5月の大型連休にかけて開かれる「ふじまつり」。今年は過去にない暖冬傾向で、フジの花の開花も大幅に早まると予想され、連休中に花が散って来園者数に大きな影響が出るのではと関係者は危ぐしている。2年前は暖冬で1週間以上も早く開花し、連休中は来園者も少なく前年比約5000人減となり、経済的に大きな損失が出た。

 日高川町の山間部では、先週末から今週初めにかけて最低気温が氷点下の厳しい冷え込みとなったが、今冬は雪が降る日もほとんどない暖冬。梅の花も各地で例年より早く満開となり、13日からはフジが開花する4月中旬並みの暖かさになるなど、開花が大幅に早まる可能性がある。
 ふじまつりの主役となるフジは、例年、4月中旬ごろから開花が始まり、イベントが始まる4月下旬から5月の連休にかけて花がピークを迎え、連休中には毎年約1万人の来園者が県内外から訪れる。平成28、29年は期間中に約1万8000人を記録したが、節目の20周年を迎えた平成30年は、1週間以上も早く開花し、開幕前に満開を迎える場所も。5月の連休中に花が散り、5月の6日間で2000人を割り込むなど来園者数は1万2277人にとどまり、過去最高を記録した前年の1万7701人から5000人以上も減少。期間中に1日2000人を上回る日がなく、日高川で災害があった翌年の平成24年以来の少なさだった。
 実行委員会では昨年、2年前の経験を踏まえて開幕日を5日間早くし、遠方の人も来園前に開花状況を確認できるように、インターネット上で公開して対応している。今年は4月18日から5月6日の日程でイベントが開催される予定だが、このまま気温の高い日が続けば2年前のように来園者数を直撃する恐れがある。来園者が5000人減少すれば、入園料(大人600円)だけでも約300万円の損失となり、会場での特産品売上や宿泊などを含めれば経済的にも与える影響は大きい。
 今年は5月5日に初のフリーマーケットを開催するなど、フジの花以外でイベントを企画する試みも行うが、関係者は「自然に影響されるは仕方ないことだが、2年前のような状況にはなってほしくない。チラシの作製やPRに向けて実行委員会を数か月前に開くので、その時点では気候を判断して開催日を変更することも難しい」と話す。


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