切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 名所江戸百景 千住の大はし

2014年11月11日 | Weblog

千住の大はし」(北岸は足立区千住橋戸町、南岸は荒川区南千住)

中央に配された大橋は、奥州・日光道中、木曾・水戸街道など、北に向かう人々の重要な行路として活用されていた。馬上の男性や駕籠に乗る人物をはじめ、多くの旅人たちが途切れることなく往来している。渡し船では対応しきれないほどの通行者かあったため、文禄三年(1594)架橋の奉行に伊奈忠次(のちの代官頭)が任じられたという。当時の荒川は流れか速く、川底も固く杭が打ち込めず、架僑には一年を費やした。両国僑が架かるまでは、隅田川唯一の僑として利用された。初めは二町ほど上流にあったが、天明四年(1784)に現在の地に架け替えられた。

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