診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

ぐっとこらえて

2014-11-08 13:34:44 | 失敗
こらえる必要があるのか?はなはだ疑問の失敗カテです。
まさかこんなに早く失敗晒すとは思わなんだ・・・



4JG2を載せたエルフの車検。
派手に黒煙オーバー、落ちて帰ってきました。
系列を説明すると、車検で入庫、タイミング交換時期なのでやらせる。
交換後、あきらかにエンジン音が違う。
それを問い正すと、「正常だタイミングに不具合はないと言うので」とりあえずそのまま受検させる、落ちる。
こんな具合。



で、次の日に自分が車検行って、ごにょってひとまず合格。
「ごにょって」というのは、自分でもおおよそ原因がわかってたから、車検切れの前にひとまず
合格させちゃおうと緊急てきな作業です。
原因不明ならこんなバカなことやりませんからね。



で、帰ってきてタイミングの位置見たら固定ボルトが正規の位置からズレて留められない。
ボルト穴が半分ほどずれて若干タイミングが進んでる状態。
以前のデュトロのタイミング進角max修理みたいな音がしてましたので
ほぼこれで間違いないな・・・と



何回も作業しててなぜこんな間違いをやらかすのか?

1.まず単純にこまズレで組んだ
2.上記写真のように仮組みしたあと、45度戻してたるみを取り再度テンションを掛けなかった。

個人的には一コマ分もズレてなかった状態を推測するに、2番が濃厚と判断し
資料を付き合わせながら作業内容を詳しく聞きたかった。
ところが、渡した資料を見て作業してなかったんですね、驚きです。
では、どうやって合わせたのか?
答えはタイミング交換の手順本を見て似たようなイスズのエンジン(4XJ1)を参考にしたと言うのです。
手順本は古くこれには45度戻して~なんて記述はありません、4JG2エンジンは載っていませんが
ダウンロードした資料を挟んでおいてあるんです。

その資料は過去に軍手で触った跡もありこれを見て作業してる形跡はあったんです。
なぜこれを使わないのか?ぶっ壊す恐れもある作業にどういう意識をもってるのか
いろいろ過去を思い返しながら再度問い詰め、わかったことは

このタイミング交換には手が空いてれば、2人一組で作業させます。
サポートも含め、クランクシール交換なども勉強して欲しいから。
どうやらテンション掛けるサポートや、資料読む人間は別の者がしてたようです。

こうなると整備書が読めないという推測も立ちますが、さんざん話し合ったので
ここでそれは控えます。

これのおかげで作業のやり直しをさせて、その後の確認
止まっていたその他の車両の修理、書類やらで徹夜しました。

今週は精神的にどん底でした。
もう一本上げて、とりあえず寝ます。

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