さて、週末おでかけの第2弾(第1弾は先日の大井川)として、今回ははじめて天竜浜名湖鉄道線(以下天浜線)に乗る旅をしてきました。
天浜線に乗車すること自体も目的でしたが、途中にある天竜二俣駅の転車台を見てみたかったので。
朝9時に、起点である掛川に着くと、さっそく1日フリー切符を購入。
と同時に、こんなパンフレットももらった。
「鉄分が不足しがちな現代人に・・・活性テツ分補給!!」なんてコピーは、この鉄道の気合の入れ方がなかなか強いと感じさせる。沿線の案内と、基本的な鉄道の知識が載っている。こんな感じで。
車両はディーゼルの単行車だ。9時14分、定刻通り掛川駅を発車。数100メートルほど東海道線と並行し、右へ分かれていく。稲穂の揺れる中を、単行のディーゼルはゴトゴト進む。
時折見える高架橋は、新東名。
45分ほど乗車して、目的の天竜二俣駅に到着。
木造のホーム屋根、駅舎がまたいい。昭和15年建造で、国の有形文化財に登録されているという。
目的の転車台見学は、コース制になっていて、始まるまで1時間近くある、というので、その間、周辺の写真を撮ってみた。
駅正面の公園に保存されている、C58。国鉄二俣線時代の主力機だった。
そして駅構内のはずれに、キハ20と、なぜか20系客車が置かれている。
そうこうするうちに、見学時間が近づいたので、駅に舞い戻る。ガイドさんの案内のもと、駅を通りぬけ、普段は入れない、社員用通路や建物を抜けていくのだが、
給水塔やポンプ小屋、また今は使われていない浴室まで見せてくれた。給水塔およびポンプ小屋は今も現役の上、国の有形文化財に登録されているという。
そしてこれが、目的の転車台。業務の一環(??)として、実際に車両が転車台に乗り動くところを見せてもらった。
・・・ほんのちょっとだけでしたが(^^;
こちらは扇形機関庫。SLがいなくなって久しいが今も現役。今は1~4までの4線分だが、昔は6線分あったらしい。
その機関庫の一端に、鉄道歴史館があり、ここの案内もしてくれた。
昔の駅看板、国鉄時代のものが興味をそそられる。
天浜線の前身は、国鉄二俣線と呼ばれていた。起点(掛川)、終点(新所原)がともに東海道線と接続しているが、これは戦時中に東海道線が被災した際、迂回ルートとしての目的があったためとされている。
こうして無事に(?)見学ツアーを終え、ふたたび天浜線に乗車。ここからさらに西をめざす。
やってきた、外観がレトロな左の車両に乗り込む。
二俣本町を過ぎたところに架かる、天竜川を渡る鉄橋。撮影ポイントとして有名だが、今回は乗って渡ったので、こんな感じ。
西鹿島で、遠州鉄道線と邂逅。
その後しばらく田園地帯を走るが、やがて左手に浜名湖が見えてくる。写真は後部からなので、逆ではあるが。
土曜の昼下がり、ハイキングの団体さんや、部活帰りの学生で、1両のディーゼルカーはたちまち賑やかに。学生はケータイゲームに余念がない様子だった。そんな学生さんたちとともに、三ヶ日駅で下車。
・・・ということで、いつもの如く、この続きは次回。
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