KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

東京駅での騒動に思うこと

2014-12-23 21:37:35 | Railway&RailwayModels
 今年はなにかと話題になる、東京駅100年記念に関する話題。



 12月20日に起きた、記念Suicaを巡って、9千人もの人が殺到し、混乱から販売を中止。買えなかった人々が駅員に詰め寄り、あわや暴動かという騒ぎに。しかも当のSuicaは一部がネットオークションにかけられ、定価(\2,000)の何百倍にまで値が吊り上った・・・などなど、その日の昼のニュースをはじめ、Twitterのリツイートも一時期、それ一色になってしまったり。

翌日、親から「あんた東京駅に行ってなかった?」と聞かれ、すぐに件の騒動のことだと知ったが、このブログの読者ならご存知の通り、ぼくは大宮に行ってたし、だいいち、東京駅でSuica販売することも知らなかった。会場でスマホいじってたら偶然(?)このニュースが飛び込んできて、TTNETメンバー内でちょっと話題になってたぐらい。


もし、今回のSuica販売を事前に知ってても、実用品としか思ってない自分は触手を伸ばさなかったろうな。結果的に買えたのは、前日から徹夜して並んでた(本当はイケナイことなのに・・・)人が多かったようだし、先の通り、すぐに転売する人も出て、一時期数千万~数十億というとんでもないクレージー価格が付いてしまったり(あれ、マジで数十億とかで落札した人みてみたい・・・)。あとでニュース映像観たら、駅のコンコースが人、というかもう群集で溢れかえってて、利用する人にとってはさぞかし迷惑だったろう。結果的に場内整理できていなかった鉄道会社側の失態もあるだろうけど、期待を裏切られた時の人間の恐ろしさを垣間見た感じがした。

 父が、この話題に関して、こんな話をした。

それは、競輪によく通っていた祖父が見たという話だが、レースに負けた客が、帰りがけに「今のレース、インチキしてただろ!」などと払い戻し場でイチャモンつけてると、同じように負けた人が「インチキだ」「払い戻せ」などと押しかけて、そのうちに騒ぎになる。すると、その騒ぎの混乱に乗じて売上金を毟り取って帰っていく、そんな人がいたという。競馬は公営だからあまりそういう人はいなかったようだが、民営の競輪では日常茶飯事だったらしい。

 あの混乱した東京駅の、騒ぎに乗じて、こうした「漁夫の利」を得た人なんていない筈だと期待したい。しかし先の例を見るにつけ、販売を打ち切ったことについての判断は正しかったかも、と思う。騒ぎに乗じて商品を盗まれた、とか、売上金を盗られた、という事態になったとしたら、それこそ駅として大問題、人としての品格も疑われかねない事態に発展しかねない、と思うのだが。


 限定販売、ということに関しては、こちらのブログに、慧眼ともいうべきことが書いててちょっと感動したので、リンクを貼っておきます。限定販売することが、必ずしもいいことではない、ということがよくわかります。


おまけ 件の記念Suicaがネットおよび郵送販売をすると聞いた両親から、「家族3人分買っといてくれ」と言われました・・・時期が来たら予約しておこう。
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