火曜日と水曜日は、両国で例のイベントの店番でした。お盆休みということで、平日にも関わらず両日とも三千人以上の来場があったそうです。
とくに昨日は、第3水曜だったこともあり、都内の博物館施設利用が、65歳以上の方は無料。ということで、お年寄り、いや、年輩の方々がたくさん来場されました。お一人で、お友達同士で、お子さんやお孫さんを連れて、などなど。
今回の話は、ジオラマの中でも、一番大型で最も注目をあつめている、この勝どき橋(注:これはぼくの作品ではありません)。
実物はすでに40年以上も前に跳ね橋としての役目を終えてしまったようだが、最近話題の映画(こち亀??)でも取り上げられいるので、お子さん達、よく知ってるわ。模型ではこの跳ね上がるギミックも再現されていて、上げるたびに「おおぉ~」と声を上げたり、中には拍手する方までいるので、これには内心ビックリしている。
かちどき橋を見て、実際に跳ね上がったところを見た、仕事で、あるいは通学でかちどき橋を渡った、歩いて渡っている途中で橋が上がり始めて、慌てて走って渡りきった・・・模型を見て当時の記憶が甦った方もいらっしゃったようで、喋りだしたらもうとまらない。築地からどこそこまで、○系統から×系統に乗って通勤してたとか、あとで路線図で確認するとそのとおりだったり。
また、戦前、あるいは戦時中のことを話された方もおり、宮城(皇居)の前を電車が通るとき、車掌はじめ、お客さん全員が宮城の方角に礼していたとか、東京に爆弾を落とさなかったのは、アメリカ軍が今後東京を占領した後で、橋とか病院などの主要施設を利用する目的があった、とか(注:あくまでもその方が個人的に思う話です)。
話される内容の一つひとつが、想像以上に深すぎて、途中ついていけなくなりそうにもなったが、それでもなんとか話を聞くことに集中。一人に最長20~30分くらいは話し相手になっていたかも?この日一緒だったBlackJunk氏曰く、「KouChanさんは、(そういった話を)聞いてくれそうな顔をしている」んだそうだ。うれしいやら何やら、複雑な気分・・・。
でも、少なくてもぼくの場合、これは狙いだったりする。
ずいぶん前の話になってしまうが、川崎・多摩区の文化祭にて、地元の地域を再現したNゲージジオラマを、TTNET仲間や工作教室の生徒達で共同出展したとき、新聞の取材を受けた。そのときに、「ジオラマを通して、昔はこんな風景だったんだよ、とか、親子、あるいはお孫さんと話し合うきっかけになってくれれば」という趣旨の発言をしてそれがそのまま載ってしまったのだが、その思いは、玉電(世田谷線)のときも、東横線のときも、そして今回の都電イベントでもかわらない。
ただ今回は、その度合いが予想以上で、1日ずっと店番していると、充実してくるし、じつは社会勉強でもあるのだが、ホントに疲れる。帰りの電車ではいつも座席すわるとすぐに爆睡・・・だもんね。
次回は、ネット高速化作戦のその後の顛末をば。
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