KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

”逃走”したい気持ち(!?)

2015-03-17 22:30:43 | 日記・エッセイ・コラム
逃走中「自首」したAmi炎上 「認められた権利行使して何が悪い」「批判はブラック企業と同じ」と擁護の声も (BLOGOS)

「逃走中」という番組、最近は見ていない(件の回も見ていない・・・)が、要は「壮大な鬼ごっこ」なわけで。芸能人らが「逃走者」となって、ある限られたエリア内で「ハンター」から逃げ続ければ勝ち(賞金)というゲーム。途中でハンターを減らすことのできるミッションもあり、プレイヤー同士協力する姿や、それを裏切って別行動をとったりと、さまざまな人間模様も映し出す側面も持っている。バラエティ番組だというのは頭でわかっているものの、こうした設定がきちんとされているので、見てて面白い。

この中で、最後まで逃げ切るだけでなく、「自首」という行為によってゲームをドロップアウトし、賞金を獲得する方法もある。毎回1~2名のプレイヤーがこの手段をとっているが、なぜかそうした人への風当たりが強い。ツイートで炎上までされている(が、それを逆手に取る強かなものもいる)。

冒頭の記事では、「ルールで決まっていることを批判されるのはおかしい」「有給休暇という権利をも許さない、ブラック企業のようなものだ」という意見がある一方、それでも許せないと思うのは、「自己犠牲」や「仲間意識」を重んじる日本人特有なことかもしれないという。事実、仲間を助けるためにミッションに参加したり、途中で囮になってわざと捕まったりすると喝さいを浴びたりすることもある。

仲間のために戦う者、ある目的のために自首して賞金を得る者、何もしない者、裏切る者・・・プレイヤーはそれぞれの個性(それは、人々が思う通りの、いわゆるキャラクター)にあった「役回り」を演じているだけなのかもしれない。フィールドが制限されているので、よりその個性が浮き彫りになる。エンターテイメントとしてよくできているな、と思ったのはそのため。

 だから先にも書いたが、これはあくまでバラエティー番組なんだと、ゲームなんだと、どこかで割り切って考えられればそんなにカリカリすることもないだろうに、と思うのだが。


 それでも、例えばだが、同じように捕まるのであれば、最後の抵抗として向かってくるハンターに反撃したり、それこそ屋根かどこかに待伏せて何も知らないハンターにとび蹴りを食らわせるとか、物理的にハンターを減らすようなプレーヤーは現れないだろうか?と思うことがある。そうすればもっと面白くなると思うのだが・・・、そのくらい「ハンター」ってニクい面構えだと思わない?

もちろんそんなことすればルール違反で即失格だろうし、場合によっては事故が三面記事に載り、放送中止というオチになるかもしれないが。
コメント
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