KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

合意することの難しさ

2013-06-28 23:36:15 | 日記・エッセイ・コラム

 今回は、先程まで見てた「N○Kスペシャル」の感想を。

 

 震災により津波の被害を被ったある街の復興再建をめぐり、元の場所に街を再建する案を提示する市長に対し、場所を移す集団移転を希望する市民、またそれとは別に、見つからない家族を探し続け、復興よりも先にやるべきことがあるだろうと主張する、三人の市民を追いかけたドキュメントだった。

 どの意見も大事で、どの意見も無視できない。そのために住民の合意が得られず、しかしその間にも人口流出が続き、市側の再建計画にも暗雲が立ち込める。

 同時に、市側の意見に反対する住民の中にも、住民の間で意見を異にするものが集まってそれぞれ市民団体を興し、そのために住民同士の対立も起き始めている。市民団体の代表を集めた説明会を開いたが、意見が違う者が集まっているわけだから、集約できるわけもない。

 一方で、市長が住民への説明会を開いても、かならず反対意見が出てくる。では、それに代わる意見がありますかといっても、出てこない。

 

 ・・・そんな話だったが、なんだかね、最近の自分にも当てはまりそうな気がするな、と思ったね。集団で合意を得ることが、とてつもなく難しいことに。苦悩する市長らの気持ち、わらかなくもない。

 「このプランで進めましょう」と提案しても、かならず「全員の合意は得たのか?」と言われる。もちろん、事前に合意会を開いた上でのことなのだが、欠席して聞いていない人に聞きに行くと、必ず反対される。その意見を聞いて再度問い直すと、別方面から反対を受け、どっちの意見も無視できず、ずるずる泥沼化しかねない状況に追い込まれる。

 

 もっと自分がしっかりせねばというのが第一だと、思うのだが、これがずっと続くと、さすがに自信も揺らいでくるし、やる気もなくなってしまう。これが、最近頭を悩ましていることのひとつだ。

コメント
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