konaki。

年寄りの好き勝手。

[ハコスカ] ラジエターを考える。

2015-09-17 15:36:48 | アシェット 週刊 NISSAN ハコスカ

ハコスカ廣場 掲示板風味 壱枚目 はこちらから

今回の「ラジエター」の不満点、「モールドがフィンではなく格子になっている」は、
Mic Ash さんからの投稿「タイラップ」で解消です。\(^O^)/

ただ元々のディテールで実車のフィンは縦配置なのにモデルのパーツは何故横配置?
と言う疑問が残ってます。

そこで同じ1/8スケールのフェアレディZを見てみると・・・

おやおや?やっぱり横のラインが目立ちますねxxx。
もしかするとコレが流行? んな訳ないか!(^^;)

そして最後に一つ、

・実車のラジエターはざっくり正方形をしているのにモデルのパーツは長方形。

 コレでホントにボンネットに納まるのだろうか?

ちなみに同じS20型エンジンを搭載しているフェアレディのZ432のラジエターは、
やはり長方形をしています。

ですが、ラジエターのキャップの位置がセンター(ハコスカは左端)にあり、
また上部の配管口の位置もセンター付近(ハコスカは右端)によっているところが異なります。


コレはハコスカでは直ぐ横にあるエアクリーナーがZ432では前方飛び出して配置されるため、
そこに出来たスペースまでラジエターを車体右側方向に広げたものと思われます。

と言うことは、モデルのラジエターを搭載すると・・・

幅はバッチリ合っています。(^_^)v

横寸法が問題ないとすると?

そう、縦が短いんです。

確かにまだラジエターの下部タンクが付いていないせいもありますが、
明らかにフィンの部分の縦方向が短いので長方形に見えるのですね。

その理由を妄想してみました。(´-ω-`)

スケールモデルを製作する時、実車の寸法をそのままスケールダウンしても成立しません。

例えばボディ外板について仮に8mm厚にしたら実車では装甲車になってしまいますが、
1/8スケールにすると1mm厚でペラペラです。

例えばM8のビス(ボルト)も実車では太い方なのでがっちり固定する箇所に使用します。
でも1/8スケールにするとM1なのでまるで腕時計の中の精密ビスです。

と言うことでスケールモデルではその強度を得るために1/1での寸法が求められるので、
結果スケールダウンする時に矛盾が発生します。

また1/1のクルマを見る時その目線はクルマとほぼ同じ高さですが、
スケールモデルを見る時はかなり俯瞰から見ることになるのでその印象が大きく違ってしまいます。

クルマのスケールモデルを製作する時は「高さを抑えて幅を広げる」手法を使います。
そのスケールダウンの基準にするのが「ホイールベース」です。
実車のこの寸法を基準にして高さと幅を「格好良く見えるようにデフォルメ」しているので、
同じ車種を作ってもそのメーカー毎に微妙に形が変わってくる訳です。
(モデルメーカーで完コピは御法度です)

おっと、またうんちくが長くなってしまいました。
と言うことでハコスカのラジエターは実車に比べ縦方向が短くなっているが、
組み立てた際にはそこに違和感を感じることはない(・・・と思う)と結論しました。

そ、それだけにフィンのモールドは残念ですよ!KYOSHOさん!(`⌒´)


konaki。

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5 コメント

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Unknown (単コロ)
2015-09-17 20:31:36
タイラップのディテールアップはなかなかいいですね。
とても思いつかないアイデアです。
それにしても、せめてパターンが波波パターンになっていれば・・
1/8ならやって欲しかったですね。
返信する
> 単コロ さん (konaki。)
2015-09-18 00:18:23
コメントありがとうございます。

タイラップのディテールアップはホントにすごいです!

そしてもしメーカー人がこのブログを見てくれていれば、
きっと金型でこのモールドを再現してくれるはず!

金型の加工を考えても決して難しくはないはずで、
要はそこに気付くかどうかです。。。

残念ながらハコスカはオイルクーラーは搭載していないので「フィン」の再現は望めませんが、
必ずや次のモデルのラジエターには採用されるはず!
そのぐらいのクォリティーです。

また私自身ハコスカの創作意欲も沸き、
このブログをやっていて良かったとホントに思いました!
返信する
Unknown (masao)
2015-09-19 11:31:31
こんにちは。

ラジエターとても参考になり皆様の熱き心・情熱・想いが伝わってきます。アシェット担当者の方次期製作モデルへの提言です。

私の経験では、「インシュロック」という呼び名でしたが「タイラップ」なども含め幾つかの名称がありますね。

konakさんの作製した写真のタイラップのギザギザ!いい感じですねぇ~やってみます。
組み立て後は、ほぼ見えなくなってしまいますが何故か手を加えたいと思ってしまいます。

・クーリングファン このファン余りにも厚いのでヤスリで先端を薄くして耐水ペーパーでチョットつるつるに。ついでに取り付け部の径を広げ、ワッシャとネジでクーリングファンを軽く回転させる様にしてみました。
自己満足に過ぎませんが…
返信する
> masao さん (konaki。)
2015-09-19 12:33:32
コメント頂きありがとうございます。

今回の「タイラップ」は Mic Ash さんのアイデアです。(^^;)

そんな「タイラップ」は確かにいろいろな呼び方をされるので調べてみました。

まず基本は「結束バンド」です。

英語=ケーブルタイ(Cable Tie) 

インシュロック(タイ)=ヘラマンタイトン社の商標

タイラップ=トーマスアンドベッツ社の商標

ビニタイ=株式会社 共和の商標

汎用の商品名として使われるのが「ロックタイ」


材質による呼び方もあります。

ナイロンタイ=ナイロン

PPバンド=ポリプロピレン

通常は一回締めると緩める事は出来ませんが、
ロック部に細工がしてあり繰り返し結束出来るものもあります。
それが「リピートタイ」

・・・と奥が深いです。
返信する
konaki。様 (Matsuda)
2015-09-20 22:35:29
多くの呼び名があるもんですね~。

因みに、私は「インシュロック」派です。

知人で「イヌゴロシ」と呼んでいる人がいるのですが、
語源は何なんでしょうね。(それにしても物騒な呼び名ですね)
返信する

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