適当に折り合いをつけながら・・・

 

自分探しの旅に・・・

そして、未来に・・・

つながれ~!

さんばば

2015-12-19 | 介護

三叉路の道路を挟んで3軒。 その3軒に義母90才・85歳・89歳 三婆が それぞれ一人暮らし。

その さんばばの散歩する姿が 好きだった!

つい 2年前 2013年の春  のどかな古民家風景。

義母の認知症が 気になりながらも それでも どこかで この風景が これからも続くだろうなんて 暢気に構えていた

この地に嫁して 60年以上だろうか さんばばたちは 大正・昭和の時代を 生き抜いてきた力を持っている

それぞれが 寡婦となり その後 数十年という歳月を 

一人で農作業を背負い 農地を守ってきた

 

突然 2013年 義母が老人ホーム入所となり 古民家は無人となった

2014年 昨年暮れのこと 左隣の仲さん家に、息子が帰ってくるという久々の良報を 喜んでいたのもつかの間、折り合いが悪く 今年6月頃には 仲ばあちゃんが家を出ていってしまった

残された向かいの岩ばあちゃん(91歳)が 一人で頑張っていた。

岩ばあちゃんには 実子がなく としさんは、わが子のようにかわいがってもらったという。

そういえば、息子たちも 毎年 お年玉をもらってた 

 

その岩ばあちゃんが つい先ごろ ペースメーカーを入れた

ヘルパーさんの助けもなく 大丈夫だろうか・・・

 

17日・18日 のぞいてみて・・・

 大丈夫ではなかった

が ばあちゃんは 気丈に 振る舞おうとする 

が 息が切れて 膝が痛そうで 動けない。

 

掃除をし 山積みのごみを持ち帰る

洗濯をし 暖かいスープや惣菜を運ぶ

としさんは ケアマネさんに 連絡をする

 あ~ おいしい~ わたしゃあ こがあにしてもらうのは はじめてじゃ すまんのう なんにもええもんがないし すまんのう ありがとのう~・・・・この言葉を繰り返す

 

 生きとっても ええこたあない としちゃん わしが死んだら頼むで~

 

三婆が ひょっこりひょっこり 夕日の照らす中を 背を向けて 散歩に出ていく姿を

ほほえましい気持で見ていたのは

たったの 2年前

つい 2年前まで 3人そろって 穏やかに暮らしていたのに・・・・

 

 岩ばあちゃん

かわいがってもらっていた としちゃんの嫁として・・・

息子の嫁として・・・

これからは 必ず 様子を見に行くから・・・

元気出して!!

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4 コメント

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何だか (サイドスタンド)
2015-12-19 13:34:29
情景が浮かんで、涙が出てきます。

消費税増税や軽減税率の論争の様子が余りにも場当たり的なのを見聞きするにつけ、この国で老いていくことに不安を覚えるようになってきました。
せめて、人との繋がりを大切にし、自分で自分の健康を守ることに努めるくらいしかできないんでしょうかね…
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Unknown (くい)
2015-12-19 18:40:16
良いことをしたね。他人事ながら、様子をみてあげてね、と言いたくなります。
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Unknown (ちこ)
2015-12-19 20:54:43
岩ばあちゃん 元気でいてくださいね。  
zeroさん お願いします。
返信する
Unknown (zero)
2015-12-21 11:36:09
みなさん ありがとう
週に1度くらいしか行けないけど・・・
人生の最後は いい人生だったと思ってほしいから・・・
できることはしたいと 思ってます
返信する

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