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適当に折り合いをつけながら・・・

 

自分探しの旅に・・・

そして、未来に・・・

つながれ~!

11月句会「毛糸」

2020-12-20 | かきつばた会

広島は またしても コロナが増殖中です。

再開していた句会を またしても リモート句会に変更しました。

スマホをみながら 何とか 一人ひとりの句について 意見を言い合います。

8名となると 混戦して なかなか時間がかかります。

そこで 一句づつ 一応の意見なり感想なり述べ合って 手直しは ラインでやり取りという形をとって1時間のリモート☎終了。

さあ~~その後 一日中~~ラインが行き来していましたよ!!!

 

さて 兼題は 「毛糸」

コロナ禍で 何もかも中止になる中 ずっと押し入れに眠っていた 数十年前??の毛糸。

色も様々 太さも メーカーも様々ですが 新品なので 捨てるに捨てられず・・・眠っていた。

 

 ① 押し入れの毛糸で手編み自粛中・・・長椅子で使う敷物、座布団代わりの物なら わたしでも編めます。自粛中がどうかな??

 ② 絡み合い縺れ合い咲く枇杷の花・・・

初めて 近くでまじまじと見た枇杷の花。

 

 ③ 過疎村に耕運機音枯木山・・・限界村にある古民家。行ってもひとっこ一人会いません。車もめったに通りません。ときおりカラスが鳴くだけ。としさんの耕運機の音だけが静かに響きます。枯木山は冬の季語です。葉が落ちて枯木のように見えるからでしょう。

私は 枯木山は寂しいと思っていましたが、そうではなくて、任務を終えた古い葉を落とし、新しい芽が出る準備をしている希望を備えた季語であることを知りました。

限界村にある古民家ですが 田畑を荒らさないように耕運機をかける姿に 希望を乗せて枯木山という季語を使いました。

 

 ① やはり自粛中は通用しませんでした。やっぱりねって感じ!

 ② 絡み合い=縺れ合い は同じ意味。もう少し工夫はないか?

 ③ 問題なし

 

ということで 手直し句

 ① 押し入れの残り毛糸で帽子編む・・・帽子は編めないし、巣ごもり中の出来事にしたかったけど 実力不足です

 ② 葉の陰に絡みもぐれて枇杷の花

 

 ③ 過疎村に耕運機音枯木山


10月句会

2020-10-27 | かきつばた会

しばらく かきつばた会のアップをしていませんでした。

7月  ・コロナ禍にスマホ買い換え土用入り

    ・蝉羽化の瞬間小躍りする少年

    ・巣籠り中昼の日中に髪洗ふ

8月  欠席

9月  ・空き家なる実家の庭の松手入れ

    ・洗ひをる障子の桟に落書き痕

    ・古里の野辺に老姉の秋うらら

 

10月20日 かきつばた会

 今年は春から なんだかクサギの木が気になり 古民家の帰り道 注意して見ています。花は臙脂色の花火のように 緑一色の早秋の山に映えていました。今は実になっています。臭木の花・臭木の実 両方とも 秋の季語になっているのを見つけました。

 ① 弾けたる臭木の花や土蔵前

 

映画館は ”鬼滅の刃”一色で 大混乱です。コロナ禍で沈んでいた映画界も一気に弾みがついたようです。そんな中 友人が 貸してくれた”鬼滅の刃”

なぜ こんなに 支持されるのだろう?? この疑問の為に 必死で 読んでいます。

 ② 二十二巻鬼滅の刃夜長かな

しかし 鬼滅の刃 ということばは あまりにも 今流行の名刺で 俳句界では支持されず・・・

  二十二巻本積み上げて夜長かな(手直し句)・・・でも これなら、なんで22巻??? もっと考えた方がいいですね!

 ③ウオーキング干したる芋の甘きこと

最近 わたしの中で 大流行の干し芋。作っては、お茶うけに 友人たちに押し付けています(笑) だってね~~私一人じゃあ~食べきれないし、一人太るのもごめんです!!

食べ過ぎたら ウオーキングですね!!


6月句会

2020-07-01 | かきつばた会

かきつばた会再開

6月21日

会場に入る前後に消毒 使う椅子・机の消毒 マスク着用・・・など 

2メートル開けて座り 窓は開放で・・・

諸注意をまもりながら ひさびさの再会に、おしゃべりと笑顔がはじける。

歳はとっても 外出は 生きる喜び!

 

 ① ふぞろいの玉葱軒に吊るしをり・・・今年は玉葱の出来が良くありませんでした。かといって 全部が全部小さいわけではなく ビー玉くらいからソフトボールくらいまで!同じ苗を並べて植えているのに この差はなんなんでしょうね?まあ~その子の個性っていうことでしょうかね!ネットに入れて 軒下に吊るしました。

 ② 駆け抜けるシティーボーイの梅雨晴間・・・家に籠っていたら、子どもの歓声が聞こえてきました。嬉しくなって覗いて観ると 近所の子がおしゃれして駆けていきました。梅雨晴間の出来事です。

 ③ 逍遥の歩道ましろきえごの花・・・ぶら下がって咲くえごの木の白い花。数日で落花し 道を白く染めます。落ちている花に気付いて、見上げるとえごの花。

 

さて 2番がもんだいです!

シティーボーイが駆け抜ける梅雨晴間ってなに???ボーイが駆け抜けるのか??梅雨晴間が駆け抜けるのか??確かにわかりませんねえ~!おしゃれしたからシティーボーイというのもピンときません。

 

というわけで 手直し句

 ① ふぞろいの玉葱軒に吊るしをり

 ② 装ゐて童駆け行く梅雨晴間 

 ③ 逍遥の歩道ましろきえごの花


ライン句会5月

2020-05-20 | かきつばた会

ライン句会 三度目の 5月18日(火)

初めてのビデオライン句会

若いとは言えない 8名のメンバーたち!

さて うまくいくでしょうか??スマホ 何故か横向きにしないと 他のみんなと 画像の向きが合いません!???

 

6名しか 顔が映らないと思いきや 画面をスル―すると 残りのメンバーの顔がでる~

 

われ先に しゃべったら 声が消えることを知り、

ジェスチャ~や 手振り身振りで 表示することも覚えた

 

約1時間の かきつばた句会 無事終了~~

と思いきや 

ビデオ通信の切り方が うまくいかなくて あたふた・・・

 

とりあえず 

みんなの顔を見て しゃべって 笑って 久しぶりの楽しい句会となりました。

 

今回も みなさま 好きな句を 4句番号で投票お願いします。

投票をお願いするのは、最後になるかと思います。

「竹の秋」が兼題。竹は春に葉を染めて落として新旧交代します。今年は特に竹が黄土色に染まっていて、まるで秋の紅葉のようです。「竹落葉」も同様に春の季語です。

 

 ① 石楠花は昆虫たちの遊園地(しゃくなげ)

 ② もこもこの木々に並びて竹の秋

 ③ せせらぎに撓垂れさやぐ竹の秋(しなだれさやぐ)

 ④ 藤の花他の木に渡る藤の蔓(つる)

 ⑤ さくらんぼ残り啄む二羽の鵯(ついばむ・ひよ)

 ⑥ 唯一人住む家広く竹の秋

 ⑦ 断捨離や部屋吹き抜ける若葉風

 ⑧ 潦ポチャリと落つる実梅かな(にわたづみ=水たまりの意味)

 ⑨ 若葉なる稜線空を狭めたり(りょうせんそらをせばめたり)

 ⑩ 指先を茶色に染めて蕗を剥く(ふきをむく)

 ⑪ 雨の中薔薇散り赤き石だたみ(ばら)

 ⑫ 蛇崩れに根っこ張り付く竹の秋

 ⑬ 月光を全身に浴ぶ五月の夜

 ⑭ 新緑やステイホームの禁破り

 ⑮ 子雀の群がり囲む精米所

 ⑯ 蔓の先あけびの花は真っ盛り

 ⑰ パンデミック一人もよしと青き踏む

 ⑱ 古民家に陽光まぶし竹の秋

 ⑲ 麦茶汲むテークアウトの昼餉かな(ひるげ)

 ⑳ 山を背に二本の高き桐の花

 ㉑ 筍の皮剥く子らの笑ひ声(たけのこ)

 ㉒ 居酒屋の手酌のすすめ竹の秋

 ㉓ 春のゲレンデ大の字となる親子かな

 ㉔ シャワーのごと散りをる細き竹落葉


4月ライン投句発表

2020-04-30 | かきつばた会

4月 かきつばた会 

「好きな句を4句選んでください」とお願いしたら、4名の方から投票いただきました。ありがとうございます。

メンバー8名に加えて、結果は以下のようになりました。(※ 数字と俳句の評価とは全く関係ありません)

 ① コロナ記事読めば蛙の目借時(2票)

 ② 下萌や土手もそろりと動き出す(3票)

 ③ 車椅子の落花に夕日差しにけり(2票)

 ④ 車過ぎ菜花揺るるや分離帯(3票)

 ⑤ 更地跡飛石二つ草靑む(3票)

 ⑥ おもわざるところに草の靑みをり(2票)

 ⑦ 草靑む幼子走る広き土手(2票)

 ⑧ 父と子のキャッチボールや麦靑む(1票)

 ⑨ 強き風空に舞ひ上げ春落葉

 ⑩ 葡萄棚被ひ外され草靑む(4票)

 ⑪ さしも草摘む手に色と香の残り(2票)

 ⑫ 草靑む独り散策日課なり(3票)

 ⑬ 折り紙とビーズ楽しむ春の日に(1票)

 ⑭ コロナ禍をよそ目に春の長電話(1票)

 ⑮ 黙々と壁打ちする子風光る(5票)

 ⑯ 春塵にコロナも含み家籠り

 ⑰ 夏近し歩荷の肩に飲料水(2票)

 ⑱ 蛇崩に帯のごとくに名残雪(3票)

 ⑲ たらの芽や採りし夫の手傷ありて(2票)

 ⑳ 峠越え畦靑む田の広がりて(4票)

 ㉑ 家ごとに花咲く村に入りにけり(2票)

 ㉒ 飛花落花人無き土手に積もりをり(3票)

 ㉓ 行く春やコーラスの曲口ずさむ(1票)

 ㉔ 新入児少しはにかみ首すくめ(1票)

 

俳句としての評価は まったくわかりませんが、数字が入ると なんだかうれしくなって にやけてしまうのは まあ~俗人の私としては 仕方ないです お許しください!

数字を送ってくださった皆さん ありがとうございました!


3月句手直し

2020-04-09 | かきつばた会

3月のかきつばた句会は ラインでのやり取りになり、初めて このブログで公開投票

3名の投票いただき、ありがとうございました。

票を入れてもらい 泣いて喜んだかどうか 定かではありませんが どういう形であれ 票が入ると嬉しいものです。

・手直し句 ・(原句) ・わたしたちとみなさんの(投票数)を発表します。素人が ただ単純に 好きな句を選んでいますので、票数と俳句の評価は、まったく関係ありません。ゆめゆめお間違えなきようお願いします。

1、春光やハウスの植木庭先へ (水温むハウスの植木庭先へ)

2、老いてなほ亡き母恋し弥生来る(4票)

3、水温む明治神宮百年祭

4、すぐそこの藪に鴬来てをりぬ(3票)

5、葉の沈むしじまの池や水温む(3票)(葉の沈む静寂の池水温む)

6、金柑の木揺れて目白の顔見ゆる(2票)(金柑の木揺れてメジロの顔見ゆる)

7、一夜にて大ぼんぼりや早桜(1票)(一夜にて大ぼんぼりに早桜)

8、川に映る雲と流るる紙雛

9、水温む大股歩き野辺の風(4票)

⒑、味噌汁の入りし三つ葉の香り好き(3票)(味噌汁の入りし三つ葉好きと言ふ)

⒒、水温む餌に重なる鯉や鯉(色鯉の餌重なりて水ぬるむ)

⒓、受験生ホームページに合格印(2票)(春光やホームページに番号有)

⒔、卒業生ふたり送りて廃校へ(3票)

⒕、春ショール遠き記憶に包まれり(1票)(春ショール遠い記憶に包まれる)

⒖、沈丁に傘の触れれば匂いけり(3票)

⒗、素足なる畳を踏めば暖かき(2票)(素足なる畳を踏みし春日影)

⒘、春一番三角波の瀬戸の海(4票)(春一番小さき白波瀬戸の海)

⒙、横綱に小兵あっぱれ風光る(1票)(横綱に小兵あっぱれ春の雷)

⒚、街へ出るコロナ旋風春一番(1票)(マスクしてただならぬ街春はやて)

⒛、うららかや椅子持ち出してカフェ気分(1票)(春陽気椅子持ち出して人集う)

21、名残雪五座の稜線輝きて(5票)(名残雪五座の稜線光射す)

 

コロナのため 外出を控えてる我々にとって ラインという機能を やっとこさ 使えるようになり こんな形で かきつばた句会が 実施で来たこと

年々 歳を重ねる身、いつなんどき 何が起こるか分からない歳 実際 私は一週間前に捻挫ギブスの身

そんなことを考えると それぞれが家にいて 繋がっている いい時代ともいえます。

コロナに負けないで

まずは 前向きに前向きに!! エイエイ オ~~!!!


投句はSNSで!

2020-03-17 | かきつばた会

3月のかきつばた会!

会場がコロナ閉鎖で休会か???

作らなくていいと 喜んだのも 束の間!!

ラインで繋がっているではないか!!!

ひゃ~~~ 

あわてて 考えはじめたメンバー

 

写真に撮って ラインで送付!

ひとり 4句選んで 番号を送り返してくる予定です~~~!

 

さて みなさん この中から好きな句を4つ選んで コメントで知らせてください。今回は みなさんから届いた数字を 加えて 紙上発表しちゃいます!!

このメンバー まるで素人句なので その点はご容赦ください。

番号くださるとうれしいな!!

よろしくお願いしま~~す!

  コロナに負けない自宅軟禁中のZEROより

 

追記 5分間ドラマ 就活生日記 が、まとめて今夜再放送されます。

   NHK総合テレビ 今夜10時50分~11時15分


2月句会

2020-02-21 | かきつばた会

かきつばた句会 2月18日

2月の兼題は「如月」 つまり2月のことです

う~~ん むつかしい~~ 「如月やコロナウイルス家籠る」・・・なんてね!

籠っていたいようなニュースばかりです。早く終息を願いますが 敵は なんせ見えないものだから むやみやたらと 神経質になるのもどうかと思いながら だからと言って 細心の注意を払っているはずの お医者さんや検疫官などが ウイルスに侵略されているので 油断はできない。

さて 暖冬のこの冬。古民家に行く道中は 毎年この時期 雪道をゆっくり走りながら 雪景色を楽しむはずなのに・・・

今年は 道路わきに 所在なさそうに停まっている大型除雪車は チェーンが錆びています

 ① 除雪車輌錆びついてをり冬温し・・・除雪車も冬の季語です。だから あえて除雪車輌として見たのですが・・・??

 

そしてもう一つ暖冬の異変 古民家の畑は例年だと雪に閉ざされ 越冬の野菜たちは 雪の下でじっと耐え 冬眠状態のはずなのに~~

 ② 春めくや菜畑にわかに艶めきぬ・・・玉葱やレタスなど 雪に押しつぶされることもなく 新芽が光って伸びてきているのです。2月だというのに・・・!

 

2月3日 宮島の弥山に登りました。私たちは 登山口目指して 参道を歩いていると 宮島弥山大本山大聖院での 節分豆まき祭に行かれる白装束の鬼と出会いました。 わあ~~鬼だ~~と手を振ると~~

 ③ 節分祭手を振る鬼と擦れ違ひ・・・毎年ひらかれる大聖院の豆まき祭。大勢の人でにぎわったようですが、我らは弥山登山。

 

さて・・・と

 ②番 春めくとは、だんだん春らしくなってきているなあ~~の意味。にわかにとは、急にという意味。意味の総合性が合わないのでは?? なるほどです

今回の3句。良くもなく 悪くもないという評価。形は整っているが ひとの心に響くほどでもない ってところでしょうか??? 季語をもう少し勉強しないと ダメですね!

 

 ① 除雪車輌錆びついてをり冬温し

 ② 春兆す菜畑にわかに艶めきぬ

 ③ 節分祭手を振る鬼と擦れ違ひ


1月句会

2020-01-22 | かきつばた会

かきつばた会 1月21日

正月早々体調崩し 月半ばまで なんとなく元気がでなかった私です~~

鈍色(にびいろ)の曇天・・・こんな言葉が似合う生活~??

嫌だねえ~~

こんな病んだ気分では いい俳句も作れない・・・

 ・初筋トレ美ボディー目指せと古希の身に

川柳だといって 一瞬で 一蹴されるね!!

 ・鈍色の雲の隙間に陽を待ちて・・・なんか切ない句だよねえ~~

ただ ひたすらに待っているんじゃあなくて もっと確かな 希望を持ちたい。

 

 ① 鈍色の曇天の下冬牡丹・・・暗い冬の曇り空のもとだけど そこにぽっと赤いボタンの花が咲いて まるでもうすぐ春が来るよと 知らせてくれているような 希望の花

 ② 冬枯れの透き間に駆くる吾子を追ふ・・・正月初詣に行った志津の岩屋神社 その弥山に 孫たちがどんどん登っていき つられて私も頂上まで登りました。初めて登った山でしたが 新鮮な初登山でした

 ③ 女正月観劇帰りの味噌ラーメン・・・兼題が正月・新年に関するものです。私の女正月は?といえば、劇場で別世界に浸ること、そして家事からの解放!

 

さて

大きな直しはなかったけど ②はちょっと散文的

 

というわけで

 ① 鈍色の曇天の下牡丹

 ② 冬枯れの透き間に見ゆる駆くる吾子

 ③ 女正月観劇帰りの味噌ラーメン


12月句会

2019-12-20 | かきつばた会

かきつばた会 12月17日

2日前の15日第九ひろしまがあり マエストロの迫力ある慈愛に満ちた指揮を・・・・広島交響楽団の演奏を目にし・・・マエストロを横目で直視・・・

 

何か いい句はできないか・・・?

 

マエストロの指揮棒。 ヴァイオリンの弓が集団で動き、まるでバレリーナの白い足のようだ。 ペットボトルを手に持ち姿勢を気にしていたソリストが すっくと立ちあがると、今までの様子が嘘のように 胸を張って堂々と声を張り上げる。

 

何か いい句はできないか・・・?

 

第九振るタクトどんどん速くなり 

指揮棒が踊るがごとく年末歌 

冬晴れや歓喜の歌の大合唱 

鳴りやまぬ歓喜の歌や冬の月・・・・

 

 ① 群舞ごと弓上下して第九鳴る

・・・ヴァイオリン奏者 数十人の弓が 勢いよく上下する。まるで群れを成して踊っているように見えた。

 ② テレビ観て一人突っ込み冬の雨

・・・お笑いの大好きな私です。ひとりテレビを見ては笑い テレビ相手にボケてみたり突っ込んでみたり。冬の雨という季語を持ってきて ボケてみたけど滑ったという川柳?

 ③ 熱燗や老ひて見つけた夢語る

・・・昭和40年代は まだ熱燗の時代だった。ストーブの上に鍋を置き その中に徳利を浸けて アチチと言いながら お酌をする。そんなこともあったなあ~~~!ホロ酔うと 決まって大きな夢を語った。そんなことも確かにあったよなあ~~~

 

かきつばた会のメンバー、私を入れて4人が第九ひろしまで歌ってきました。4人とも第九を題材に句を作ってきていました。感動を共にして それぞれ素敵な句でした。

そして私の①の句も、評価してもらえました

②チョッピリ危惧していたことを やっぱり指摘されました。テレビに突っ込んだ?危ないねえ~コードにひっかかったのか つまづいたのか???なんてことは言われなかったけど、歳が歳だから 突っ込むといえば やっぱり事故ですね!ハハハ

③「語る」ということばは ちょいと説明的というか理屈っぽい。なるほど!

 

手直し句

 ① 群舞ごと弓上下して第九鳴る

 ② テレビ観てボケと突っ込み冬の雨

 ③ 熱燗や老ひて見つけし夢ありて 


11月句会

2019-11-20 | かきつばた会

11月かきつばた会(19日)

兼題 「冬初め」

毎月のことながら ばたばた生活。落ち着いて季語集をみることもせず、考えることもせず・・・

 

いつ考えたらいい??? よもや 持ち込句無し???さぼりたい!!

 

古民家農業・月1山・・・紅葉の美しい風景が浮かぶ

福王寺に行ったとき 参道を歩いていたら 茶の木が垣根になって花が咲いていた。

そして 松林を歩いていたら 何かが降ってくる???なに?なに?

 ① 参道に続く垣根のお茶の花

 ② 雨のごと松葉降りくる冬はじめ

 

今年はロングコートが流行っているというニュースをみた

そういえば 10年以上も前の丈の長いコートがまだあったかもしれないと・・・

 ③ 再流行箪笥の奥の長コート

 

さて、

 ①茶に「お」をつけたら、飲むお茶になるそうだ。茶花にすると「お茶室に飾る花」。茶ノ木に咲いている花は、茶の花。

 ②は問題なし

 ③は、俳句は松尾芭蕉をはじめ、男の人が詠むものだった。それが、女の人も俳句を詠むようになり、身近な台所や家事などが詠まれるようになったとの話が出ました。

 

手直し句

 ① 茶の花の垣根の参道福王寺

 ② 雨のごと松葉降りくる冬はじめ

 ③ 再流行箪笥の奥の長コート

 

いや~~ 俳句って むつかしい~~!!


10月句会

2019-11-01 | かきつばた会

かきつばた会 (10月15日)

気が付けば もう11月! あっという間に正月が来ますねえ~~!

昨夜(10月31日)ハロウイン

わが団地内でも 子どもたちが カボチャ色の服をまとい 大きな袋を持って 近所を走ってましたよ!「我が家に来たらお菓子あげなきゃあ~」と思い ”お菓子があったかなあ~~?”と 考えている自分が居ましたよ!

とうぜん 知らない子供たちが 高齢者世帯の我が家に来るはずもなく 一人で苦笑!

外を見ると 三日月に金星が キラリ ☆🌒☆🌒

 素敵な夜でした

 

さてさて 10月の俳句 久しぶりの参加です

最近 毎月連休があります。いつもは自宅、もしくは古民家で静かな連休を過ごしますが・・・

孫たちが来ると 生活は一変します!

そして その にぎやかで楽しい連休を終えた後の一句

 ①連休を過ぎてひとりの温め酒

 

秋の季語集をぺらぺらと・・・当然のことですが身近な生活の中で感じる季語に目がいきます。

秋野菜の植え付け準備が始まりました。田舎は過疎化がどんどん進み、米作りの田んぼは、企業が担っている。農業で生活している人はいなくて、田舎に住んでいながら働きに出かけます。当然の農地は荒れ、野菜は道の駅で購入!

古民家近所の10軒世帯、畑農業をしているのは2軒のみ、そして通い農業の我が家です。

猪や狸など 動物たちがやってきます。

 ② 野良仕事終えて猪垣(ししがき)固く閉じ

 

山に登るのが好きです。といっても、歳なので、里山中心。友人たちと、大きな声でたわいもない話をして、ケラケラ笑って登るのが好きです。

 ③ 年金族わいわいと高きに登る・・・登山のことを”高きに登る”という表現で、秋の季語になっています。”ブタもおだてりゃ木に登る”ではありませんよ!

 

手直し句

 ① 連休の後にひとりの温め酒

 ② 野良仕事終へて猪垣固く閉じ

 ③ わいわいと高きに登る年金族 


9月句会

2019-09-25 | かきつばた会

久しぶりに 句会出席(9月17日)

7月・8月は孫関連で欠席は覚えているけど~~

あれ~~?? 6月の記録がない~~~!? 

どうやら 6月句の ブログアップを忘れているような!?!?

 今更ですが 記録のため6月句

・土用凪音響のよい映画館

・麦の秋真っただ中を走り抜け

・梅雨だるや納豆飯と香の物

 

さて 9月句会

超久しぶりに 考えました

兼題が 「月」

不真面目・不勉強・に加えて 横着者の私

埃の溜まりそうな 季語本を ぺらぺら・・・

ちょっと変わった季語はないか?? 

うすっぺらな 助べえ根性丸出しで ぺらぺら・・・

自分のいやなところです

嫌なのに 直せない自分に 気づく自分がいて さらに傷つきながら・・・

それでも 最後は許す自分もいます(いや~~人間って弱い!)

 

・残る蚊に一瞬の隙突かれたり・・・外に出る時は フマキラー片手に シューとやったり、長袖長ズボンと 蚊対策は怠りなくやっているのに、それでもちょっとした隙に 刺されてしまいます。そうそう お風呂やトイレで じっと待っている超頭の良い蚊もいますよ!秋の蚊は 異常に痒い!

・立待月夕餉のあとでウオーキング・・・テレビ番組で食事のあと寝ころぶのはだめですと言っていた。血糖値が高い私は、夕食の後ウオーキングを!(たまにですけどね!)

・更待や届く訃報の歳近し・・・更待月(ふけまちづき)十五夜を過ぎ二十日月のことで、「月は半ば欠け 光もほのかになり 寂しさがつのる」とある。今年は同い年の従弟が亡くなり、そのほか訃報に接することが多かった。

 

可もなく 不可もなく 褒められもせず くさされもせず・・・

なんだか 私の句作りを 見透かされているような

もうちょっと 刺激が欲しければ

もうちょっと 本気で取り組めよ わたし!

 

 ・残る蚊に一瞬の隙突かれたり

 ・立待月夕餉の後ウオーキング

 ・更待や訃報の歳の近きこと


5月句会

2019-05-24 | かきつばた会

4月は 諸々用事が重なって 欠席!

欠席が決まったとたんに 宿題の無い夏休みみたいな・・・

1か月間 ルンルンで 何も考えなかったのですよ!

やっぱり私は 俳句に向いてないなあ~~ と、つくづく悟ったのですが~~

両手両足を 仲間たちに 捕まれてるわが身 抜けるに抜けられず・・・

5月の句会がやってきました!

 

 5月21日 かきつばた会 兼題は 「薫風」

 

13日に行った窓が山で キレットということばを知った!そして キレットに立ったとき、大きな岩と岩の間から 涼しいさわやかな風が吹いてきて これぞ薫風だ!!!!!と思ったのだ

 ① 窓が山の切戸(キレット)目指す風薫る

 

今年は 我が家の近くの権現山を見ても 武田山を見ても もこもこと薄黄土色の塊が目に付く。椎の木の若葉とその先に咲く穂状の花だそうだ。シニヤ仲間との登山を表したかった!

 ② 椎若葉昭和歌謡の大合唱

 

5月の10連休前半 孫たちと過ごし 農作業が遅れ遅れてしまった。

 

5月2日に孫を送り届けた翌日、草で荒れ果てた古民家に 意を決して2泊3日の 泊まり込み農業に精出すことに決めた。

農作業・種まき・ありきたりの季語しか浮かばない。何気なく見ていたテレビの俳句番組。

「・・・・農事かな」という句をみた。この瞬間 決めた!これだ~~~~!!!

 ③ 八十八夜泊まり込んでの農事かな

 

さてさて 句会での評価は?

 ① キレット(山の稜線が深く落ち込んだ場所)に対して 「風薫る」の季語は合わない。なるほど~!キレットで5月の風が気持ちよかったんだけどなあ~~。目指すという我らシニアの頑張りを強調し過ぎたのかもしれない。素直に「窓が山のキレットに吹く風薫る」とすれば、違った評価になったのかもしれない。

 ② 手直し無し

 ③ 「・・・かな」は、どうなのか?農作業でいいのでは? う~~ん 私としては農事ということばに こだわりたかった。

 

手直し句

 ① 万緑や切戸目指して窓が山

 ② 椎若葉昭和歌謡の大合唱

 ③ 八十八夜泊まり込んでの農事なり

 

う~~ん 「万緑や目指せキレット窓が山」「窓が山のキレットに吹く風薫る」

 悪あがきなり


3月句会

2019-03-23 | かきつばた会

3月 かきつばた会(19日)

 兼題 「長閑 日脚延ぶ 日永」 「春泥」

神戸にも行き 山に登り 古川散策で梅を見て マンサクロードを通って 油絵の小田ひしょう展にもいった。

そうそう 味噌づくり何回もしたなあ~~!

俳句の種は いくらでもあった。

美しいものをたくさん見たし 貴重な体験もした・・・

なのに 一向に 5・7・5 ことばは 出てこない!!

いつものことだ・・・

 ① 春ウオーク談笑しつつ摘む野草・・・古川土手をガマズミ会メンバーと歩いたとき 土筆や蓬・クレソンなどみつけた。 その時の 和気あいあいとした楽しい散歩の様子を詠みたいと思った

 ② 日脚延ぶ腰を休めて畑を耕つ・・・日が長くなり、春の畑仕事もぼつぼつ始まり、農作業の時間が長くなってきた

 ③ 身丈より傘大きくて春の雨・・・3歳の孫が大きな大人用のビニール傘をさしている写真がメールで届いた。春の雨は しとしとと優しい小ぬか雨を想定して 季語に選んだ。

さて にわか句なので 当然ですが 散々でした

 ①季語重なり 野草を摘むは季語

 ②季語重なり 畑を耕すは季語

 ③詠み手には小さな子供がさしている傘とは分からず、大人が大きなビッグサイズの傘をさしているのなら、優しい春の雨は季語として合わない。

散々でしたが グーの根も出ず 反論もできず・・・かといって 納得のいく添削句も考えつかず 良き案も浮かばず・・・撃沈

ですがまあ~~

これも 私の 現在の力なので 残念句ですが 記録します

 ① ウオーキング談笑しつつ蓬摘む

 ② 日脚延ぶ休憩はさみ鍬を振る

 ③ 身丈より傘大きくて春時雨