現在、グアムでは日米共同訓練“コープノース・グアム”が実施されていますが、
その参加部隊は北部航空方面隊隷下の第2航空団のF-15と第3航空団のF-2が
中核となっています。今週、その第3航空団の取材のために、グアムとは正反対の
気候ともいえる北のホームベース、三沢を訪れました。
今冬の東北は大雪にも見舞われたため、寒さと悪天候を覚悟して出かけましたが、
実際には天候に恵まれ、寒さも思ったほどではなく、基地の全面的な協力の下
期待どおりの取材をすることができました。
このF-2ウイングとなった第3航空団の取材の模様は、さらにじっくりと
内容を精査したうえで、次々号以降大々的に紹介したいと思いますのでお楽しみに。
さて、そんな取材中、おもしろい機体を目にすることがありました。
第8飛行隊所属のT-4ですが、コックピット内、後席のキャノピー部分が
なにやら不思議な布で覆われています。これは計器飛行の訓練のためのカバー。
後席に搭乗したパイロットは、この布で視界を奪われた状態で、計器だけを頼りに
フライトを実施、三沢基地の滑走路にアプローチします。前席にもパイロットが
搭乗しているので安全面の問題はありませんが、外が見えない状態にあって、
正確に機体を操縦するというのはどんなイメージなのか、興味深いですよね。(神野)
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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