昨日8月22日午前、神奈川県の海上自衛隊横須賀地方総監部に
イタリア海軍の空母カブール(C550)とフリゲイト艦アルピーノ(F594)が寄港しました。
横須賀に米海軍以外の空母が寄港するのは2021年の英海軍クイーン・エリザベス以来で、
イタリア海軍空母の来日は、おそらく戦後初。
現在発売中の『航空ファン』10月号で特集しているとおり、
こうした動きはヨーロッパ各国のインド太平洋地域への関与の表われといえるでしょう。
カブールは今回、オーストラリアでの「ピッチブラック2024」参加の後に
日本周辺海域に北上しており、出港後には海上自衛隊との親善訓練も予定しているとのこと。
飛行甲板上には海軍GRUPAER(海軍飛行隊)のF-35BとAV-8B+/TAV-8B、
GRUPELICOT 4(第4ヘリコプター群)のMH-90Aが搭載されていました
(F-35Bは空軍32°Stormoの所属機も)。
同艦の横須賀寄港については、9月20日発売の『航空ファン』11月号でも
リポートする予定です。
米海軍の空母岸壁(12号バース)に接岸したクイーン・エリザベスとは違い、
カブールはJR横須賀駅横の逸見岸壁に接岸、
どうやら週末は乗員の休息のため停泊が続く模様なので、
一般の方もその姿を駅近くのヴェルニー公園、
横須賀軍港めぐりの遊覧船などから見ることができそうです。
※商業施設や住宅地内の生活道路などから見学する場合は、
周辺に充分な配慮をお願いします。