※九五式偵察気球と気球連隊第二格納庫。Ⓒ伊藤奈津絵コレクション
千葉市立郷土博物館では7月11日まで、令和3年度小企画展「陸軍気球連隊と第二格納庫
―知られざる軍用気球の歴史と技術遺産ダイヤモンドトラス―」を開催しています。
大戦時、千葉市稲毛区作草部にあった陸軍気球連隊は陸軍唯一の気球部隊であるとともに、
鉄道連隊や歩兵学校、戦車学校と並んで「軍都・千葉」を特徴づける存在でした。
明治期における気球利用の始まりから昭和初期に実施された所沢飛行場からの移転以降、
終戦まで存在した同部隊の歴史や戦後跡地利用の様子などを
貴重な史料やパネル展示などで解説しています。
また昨年、惜しまれつつ解体された「旧気球連隊第二格納庫」の建築技術を、
寄贈されたダイヤモンドトラス部材の一部と模型で紹介しています。
同企画展は軍用気球について本格的に取り上げた展示会としては
おそらく国内初の内容とのことです。
※写真は陸軍気球連隊第二格納庫模型（上）と同格納庫のダイヤモンドトラス部材の一部。
●千葉市立郷土博物館
住所：千葉市中央区亥鼻1-6-1 ☎043-222-8231
URL:https://www.city.chiba.jp/kyodo/index.html
開館時間：9:00～17:00 ※入館は～16:30（月曜休館）
上記催事期間：開催中～7月11日（日）
入館料：無料
