インドでは先週末、エアロインディア2019が2月20日から24日にかけて
開催されていましたが、パキスタンのイスラム過激派ジェイシモハメドが
14日にカシミール地方で行なった自爆テロ攻撃への報復として
この会期直後の26日未明(0330時)、インド空軍の航空機が
パキスタンとの国境(正確にはカシミール地方のパキスタン実効支配線)を越えて
同国内バラコットの組織訓練キャンプを航空攻撃、
インド政府はこの作戦で武装勢力メンバーなど300人が死亡したと発表しています
(パキスタン政府は越境攻撃があったことを発表したうえで、被害については否定)。
インドとパキスタンはカシミール地方の領有権をめぐって
長きにわたり争っていますが、インド空軍機が国境線を越えて
航空攻撃を行なったのは1971年以来とのこと。
一部報道によれば今回の作戦では12機程度のミラージュ2000が対地攻撃を実施、
Su-30MKIが航空援護に就いたとの情報もあります。
なお、欧米とインドの国際関係がクローズアップされた
今回のエアロインディアについては、3月20日発売の『航空ファン』5月号で
リポートを掲載する予定です。
※追記
この攻撃時なのかその後再度の攻撃があったのかは分かりませんが、
その際インド空軍機2機が墜落したとみられ、パキスタン政府は撃墜したと発表しています。