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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

『航空ファン』新年号2018年1月号ではX-2と空自F-35Aを巻頭で紹介

2017-11-15 20:03:05 | BLOG×記事


表示のうえでは2018年の新年号となる次号の『航空ファン』1月号ですが、
来週21日(火)に全国の書店に並びます(一部発売の遅れる地域もあります)。
この1月号の特集のメインは、将来戦闘機の開発を見据えた、
ステルスや推力変向などを含めた先進航空技術を日本で研究するための実証機であるX-2。
防衛装備庁によって昨年11月から進められてきた飛行試験も大詰めとなり、
高運動性試験に差し掛かったところで、以前から申請していた取材がようやく実現、
岐阜基地で行なわれているX-2飛行試験の取材と
テストパイロットのインタビューができました。
この模様に加え、ステルス戦闘機としては一歩先を行く
航空自衛隊に配備されるF-35Aの、アメリカ上空での訓練の模様の空撮を紹介します。
さらに関連記事として嘉手納基地に初展開した米空軍のF-35A部隊、
388FW/34FSの到着のリポートと、
日本やアジアとも縁浅からぬ同隊の部隊史もお届けします。

そのほか、トランプ米大統領の初来日と専用機、F-22とF-35も参加した
韓国の航空宇宙防衛博ADEX2017、11年の運用を終えて離日した横田基地36ASのC-130H、
陸自の派米訓練ライジングサンダー、スイスの実射公開演習アクサルプ2017、
ついにゴールしたブライトリングDC-3ワールドツアー、
レッドブル・エアレース最終戦で大逆転ワールドチャンピオンとなった室屋選手、
空自航空祭(浜松&入間)、先進航空技術や安全技術をアピールした
SUBARUテックツアー・リポートなどなど、
今月も軍民・新旧さまざまな航空ネタを満載しています。

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都内で行なわれた防衛装備庁の技術シンポジウム

2017-11-15 19:00:48 | 航空イベント
昨日と今日、都内の防衛省近隣のホテル、グランドヒル市ヶ谷で
防衛装備庁の主催する技術シンポジウム2017が開催されました。
会場にはさまざまなプログラムに関するパネル展示のほか、
模型や試験品目の実物なども展示され、さまざまな講演も行なわれています。
陸海空、さまざまな展示がありましたが、航空関連のなかで興味深い展示としては、
まず将来戦闘機のウエポンベイ開発に使用される音速風洞模型がありました。





また開発が進んでいるXF9エンジンのスケールモデルもあり、説明の技官の方は
高温度での安定運転について、力説してくれました。



X-2関連では実証機の飛行試験前に製作された無人のスケールモデルの3号機のほか
(この機体は、じつは6月の幕張でのレッドブル・エアレースの会場にも展示されていました)
内側にステルスコーティングが施されたX-2のウインドシールド(風防)も展示。



そして将来戦闘機開発に向けた先進統合センサーシステムの模型などもあり、
またおもしろいところでは赤外線ステルス塗料の説明や、
ステルスインテイクダクト形状の説明なども、技術者の方が詳しくしてくれます。



講演についても、昨日はXF-2の初代チーフテストパイロット三輪芳照氏による
XF-2の試験当時のエピソードや、岐阜の先進技術実証機試験隊長の坂本大助2佐による
X-2の飛行試験についての映像を見ながらの説明など、興味深いものがたくさんありました。



なお、写真の坂本2佐とX-2については、21日発売の『航空ファン』1月号でも
詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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