1987年7月にA-1スカイレイダーをシリーズNo.6として刊行してから
ちょうど30年目の今年、内容を全面的に一新したNo.178が
3月30日から全国の書店ならびにネットショップで発売となっております。
スカイレイダーといえば、大馬力エンジンを備えた太い胴体ながらも
単座のバブルキャノピーを備えたスリークなスタイルをもつ一連の攻撃機型が
やはり代表的なモデルとして一番に思い起こされますが、
数多くの派生型がある本機のなかでも胴体下に大きなレドームをもつ早期警戒型も
また瞠目すべきバージョンといえましょう。
そのレドームのなかや、胴体内スペースの電子機材の配置はいったいどうなっているの?
という素朴な疑問に答えるべく、ウェポンシステムのページでは
それらを図解で示すとともに、多彩な各種搭載兵装やECM機材なども紹介しています。
なお、スカイレイダーの実戦におけるエピソードとして有名なのが、
VA-25のA-1Hが右主翼に吊架していた「Toilet Bomb」(便器爆弾)でしょうか。
航空機の機外兵装というものは、そのバランスや抵抗を考慮にいれた組み合わせの形態が
実用/運用試験を通して決められており、突拍子もないものは変な振動を誘発したりするので
通常はぶら下げたりしないのですが、こうした「お遊び」が通用するのも
本機の頑丈さからくる懐の深さをよく表わしているエピソードといえましょう。
そんなこんなのA-1スカイレイダーの魅力をたっぷり詰め込んだ本誌最新刊、
お近くの書店さんでお手に取り、またネットショップでは紹介文をご参照のうえ、
ぜひお買い求めくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
右翼下sta.15に「便器爆弾」を懸吊した空母ミッドウェイ搭載VA-25のA-1H。Photo:U.S. NAVY
というワケで、今回も佐竹先生による珠玉のボツカバーイラストを紹介します。ご覧ください。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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