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大量のビールの廃棄処分に頭を悩ますニュースは、他人ごとではない。

2020年06月18日 14時42分31秒 | 日記
 アメリカの話だが、business Insiderが伝えるニュースに、大量に売れ残ったビールの廃棄処分の話が出ている。

 これまた新型コロナがもたらしたロックダウンの影響で、多くの飲食店が休業し販売先を失ったビールの処分に困っているというニュースだ。

 この問題は、日本でも当然同じ現象が生じていることだろう。

 鮮度が命とPRしているビールだけに、見込みの消費量に合わせてビールメーカーは醸造しているはずだ。

 ところが新型コロナの影響で、外食需要が激減しているのだ。 個人需要が多い缶ビールは、ステイホーム需要の伸びはあるかもしれない。しかし製造日が新しいものでなければ、消費者は購入しないし、販売店も古いものは回収している。一挙に生産量を倍増するわけにもいかないだろう。

 高級飲食店向けのブランド和牛や高級魚の在庫増で困っているとニュースで報じられたが、もっと大量に消費されるビール業界も処分に困っているということだ。

 新型コロナは今後の経済界に、思わぬ形で悪影響を与えそうだ。 第二波の発生で再び外出規制などはもはやできないだろうが、一日も早くワクチンや治療薬の開発を急いで欲しいものだ。


(business insider より貼り付け)
天然ガスや消毒液に変えようとする企業も…… 賞味期限切れの大量のビールはどこへ行く?
Madeline Stone
Jun. 18, 2020,

 大量のビールが賞味期限切れを迎える中、企業は独創的な処分方法を探している。
 中には、ビールを天然ガスに変えようとしたり、手指の消毒液作りに使おうとする企業もある。
 だが、最終的には大量のビールが捨てられることになりそうだ。
 各地のレストラン、バー、その他の飲食店では、何カ月も出迎える客のいない状態が続いている。
 そして、飲む場所と飲む人がいなければ、ビール業界は賞味期限の切れたビールをどうするか、処分方法を見つけなければならない。

 業界団体「National Beer Wholesalers Association」の推計によると、アメリカでは3月、外出禁止令がそれほど厳しくなる前からすでに約1000万ガロン(約3800万リットル)もの賞味期限切れのビールが業者の手元にあったという。 ブルームバーグが報じた。 今では販売業者のもとに毎日、何千ものビール樽が返ってくるという。

 「ビール樽の津波のようだ」と再生エネルギーを手掛けるヴァンガード・リニューワブルズ(Vanguard Renewables)のCEOジョン・ハンセルマン氏はブルームバーグに語った。
 ヴァンガード・リニューワブルズは、賞味期限切れのビールを電気を作るための天然ガスに変えようと試みている企業の1つだ。
 一部の醸造所を含め、ビールを手指の消毒液に変えようとしている企業もある。

 ただ、多くのメーカーや販売業者は最終的に、手元にあるビールを捨てることになりそうだ。ブルワーズ・アソシエーション(Brewers Association)といった業界団体は、責任を持って処分する方法をまとめたガイドラインを用意している。 どのようにして作られたかにもよるが、アメリカではビールの賞味期限は一般的に90~180日だ。
 モルソン・クアーズ(Molson Coors)では、一定の条件を満たす場合に限り、ロックダウン(都市封鎖)中に栓を開けなかったビール樽について払い戻しをする、一時的な「ビール樽救済」プログラムを実施している。

(貼り付け終わり)