加計学園の獣医学部設置を認可する見通しだと？ 国民を馬鹿にするな。

　文科省の大学設置審議会が判断を保留してきた加計学園の獣医学部新設について、課題に改善が見られると評価し、10日の答申において来年4月開学で認可される見通しだといっせいにメディアで報道されている。

　まるで、選挙結果で与党の圧勝し文句なかろうといった感じだ。

　くれぐれも言っておきたいが、与党の圧勝の大きな原因は小選挙区制のためであり、野党が分裂しているために与党が勝てただけなのだ。

　全投票数から見ると自民党の得票率はせいぜい３０％なのだ。国民の大多数が圧倒的に、自民党を支持をしているわけではない。

　疑惑の解明がされていない加計学園が、堂々と認可されれば、日本人のモラルの低下を招く事は間違いない。

　少なくとも、丁寧にしっかり説明するという安倍首相からの弁明もいまだ聞かれず、野党からの質問を受ける国会質問も開催されていない。

　そしていつの間にか認可が決まりそうになっている。

　こんなに国民をなめたやりかたには大いに怒るべきだ。

　今後メディアがどう反対の声を上げるか、なんだか政権に忖度する風潮がみなぎっているメディアだから、あまり期待できない。　そうなると大きな盛り上がりの国民の認可反対運動を起こすしかない。

　おとなしい日本人はすんなりとこの問題を見過ごすのだろうか。そうであるのなら本当にやりきれない国に落ちぶれたものだ。