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はからずも英国のEU離脱でもたらされた円高は、筆者など大歓迎だ。

2016年06月27日 16時23分49秒 | 日記
 先週の英国EU離脱決定で、混乱した金融市場も今後の動きを判断するには、いまだ時間が少なく、とりあえず各国の金融政策協調などを期待しているような形で、日経平均株価も先週比357円高、15,309円で終了した。

 ただ、ドル円為替相場は、101.77円と1.28円の円高だ。

 依然として世界の金融市場にリスク警戒感があることは事実で、大口投資家はいろいろな情報を集め、対策を練っていることだろう。ただ日経平均株価が17千円を目指すには、余りにもリスクがありすぎる。

 日本の株式市場は、公的資金による株の買い上げなどで、安倍政権がやにくもに株価を演出していただけに、今後はもっとメッキが剥げ落ちる恐れがないとは言えない。

 政府の為替介入も、あからさまには出来ない環境になってきており、105円~95円の100円を挟んだレンジで当面は為替相場は推移すると思える。

 ただ、日本のメディアは、円高になると決まり切った言い方で、輸出企業の減益を大きく伝えるが、今や日本経済の実体は、輸出よりも輸入の影響を重視すべきだ。

 安倍政権下で、実質賃金が伸びないうえに、115~120円の円高誘導の結果、輸入物価が上昇し、おまけに8%の消費税が重なり、結果として個人消費が長く低迷しているが。

 しかし円高になり輸入物価が下がれば消費も増える。

 見てみるが良い。今やあなたが使っているスマホも家電製品も、大部分は海外製品だ。石油製品のしかり、食料品も輸入のウエイトが大きい。

 自動車くらいが国産だが、自動車も外国製がじりじりとシェアを増やしている時代だ。

 円高は日本国民にとっては、本来あるべき国力を現わす。故意に円安誘導にし、株価を上げてアベノミクスを成功した経済政策に見せかけていた化けの皮が、図らずも英のEU離脱で剥がれたともいえる。

 今後は筆者の年金も賃金もあがりそうにないので、円高大歓迎だ。90円前半までの円高を望みたいくらいだ。(笑)