ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

「悪魔の飽食」札幌公演 in KITARA 2

2014-07-03 08:03:28 | Weblog


池辺晋一郎先生が作曲された混声合唱組曲「悪魔の飽食」は30年、この国、そして海外でも
繰り返し公演されてきた、昨夜も池辺先生は何度も、「悪魔の飽食」というこの混声合唱組曲が「演奏されない」
もう二度と演奏されない世の中が一番素晴らしい世界だ!!・・と強調されていた、

残念だけれど、この国を含む今の世界状況はまったく正反対にベクトルが動いている、

昨夜のリハーサル~本番と200名を越える大合唱を拝聴出来た、
盛り上がれば、ピアニストの音もかき消さん人々のうねりが大ホールの天井まで吹き上がった、
731部隊という非常に重いテーマを突きつける形で合唱は進んで行く、
どこかに救いは求めたいけれど、なかなかそれは見つけられない、
第七章でようやく「君よ目を凝らしたまえ・君よ耳を傾きたまえ・君よ歌を歌おう・・・・未来のために!!・・・」と歌声が重なって行った、

池辺晋一郎先生は、集団的自衛権行使容認の閣議決定が成された、その時に「悪魔の飽食」を歌うことが出来た
この札幌公演を決して忘れることはないだろう・・・と冒頭述べられていた、

音楽は世の中を改善する力にはなり得ないかもしれないが、人々の心には確実に伝わるものがある。
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「悪魔の飽食」札幌公演 in KITARA

2014-07-03 07:01:24 | Weblog


快晴の朝、色づきはじめる紫陽花を観察しながら「ルゥ」と歩いた、
昨夜、KITARA大ホールの余韻がまだ身体の中に残っている、
演奏が終わった後の「ごぉ~~」という歓声・・・・

リハーサルでは、私達の音が分散して聞き取り難いと感じていたけれど、
本番では技術の方がしっかり調整してくださった、アコーディオンの音色が自然(ナチュラル)で
会場の隅々まで届いている・・・という感じがした、

昨夜は1900人の聴衆で大ホールは埋め尽くされた、
開場の前、ホールの屋外にまで長蛇の列が続いていた、

このような演奏機会を私達にくださった、今回の札幌公演「悪魔の飽食」合唱団・団長:佐藤みどりさんに
心よりお礼申し上げます、佐藤さんはアコーディオンも勉強されています、

また応援に駆けつけてくださった多くの方々に感謝いたします、
終演後のホールが混乱していてご挨拶も出来ませんでした、ゴメンナサイ・・・
函館の I さん、ニセコから A さご夫妻、Oさん、そして札幌の多くのアコーディオン仲間、音楽仲間のみなさん
ありがとうございます、

そして、S.A.Q. メンバーの皆様・お疲れさま・・・
金沢さん1st タテヤマさん2nd がとても気持ち良さげに演奏されているのを感じ、
La Trampera 辺りから嬉しさが込み上げました、高島さん3rd は非常に粘り強く低音を支えてくれました、
感謝・感謝です、私は冷静に(心がけ)リズムキープに専念しました、

昨年、今回のお話をいただき、S.A.Q.結成、先ずは楽譜を書くことからはじまりました、
ピアノトリオや弦楽四重奏をそのまま写せば良い・・というものではありません、
アコーディオンが持つ利点、そしてアコーディオンが「4台」故の欠点を、考え考えプリントミュージックに
1週間しがみつきました、特にTango - time of the gypsies(Goran Bregovic)は楽譜を手に入れることが望めませんので
ヨーロッパで演奏されている、ピアノトリオ、弦楽四重奏を参考にさせていただき、1音1音拾う作業がつづきました、
La Trampera は、作曲者:Anibal Troilo 楽団の音源を参考にさせていただきました、
ラ・クンパルシータは恩師、堀部先生のアレンジに私が普段Soloで演奏しているスタイルを加えて、そこから3泊半の空白を与える等の
変化をして書きました、リベルタンゴも私がSoloで書いた前振り16小節をそのまま利用させていただきました、

夢のような15分でした・・・・ありがとうございます、
これからも良いアコーディオン音楽を心がけて精進いたします。











KITARA楽屋4のモニター



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