ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

空のタンクをいくら吸っても「油は出ない!!」

2010-01-26 09:29:03 | Weblog








気温は氷点下8℃くらい,吹雪で猛烈な雪が降っている。
交通事故も多発、注意が必要な天候に急変した。

私は,暖房用(各部屋のストーブ)給湯用(ボイラー室2台のボイラー)
に499Lのホームタンクを2台,屋外に持っている。
満タンにすると、998Lになる。18Lポリタンク55本分になる。

その他に、スーパーハウス(倉庫)の中に90Lのタンクを3本
持っている、270L,18Lポリタンク15本分になる。
あわせると、18Lポリタンク70本分をいつも持つ事になる。
参考までに,ブルトーザーは軽油を満タンにすると100L入る。

冬は実に多くの油を持った生活をしている。
これを,日々、湯水のごとく炊いて暖をとることとなる。

さて,本題に入るが、スーパーハウスの90L3本は、細々とした
ファンヒータやポット式石油ストーブ用の灯油として使っている。
それをポンプで吸い上げて,ポリタンクに移して、使う。

そのポンプが逝かれた・・・・。
新しく購入したポンプも吸い上げない、頭に来て
ホームセンターへ、取り替えに行った。
昨日、店長自ら,バケツに水を張って実演してみせた・・・・。
ちゃんと「吸い上げますね!!」「はぁ~~っ??」
そこまでが・・昨日の話だった。

「糞っ・・・水を吸いやがって・・・・」

今朝は、その中に水滴で残った,水の除去作業から始まった。
水は既に氷の玉になっていた、部屋のストーヴの近くで溶かして
ぶるぶるしたり,振り回したり、掃除機で吸ったりして、
何とか,水を除去した。

さて、スーパーハウスに行って、灯油を吸い上げようとやってみたけど
やはり吸い上げられない、「パホッ・・パホッ・・」と言うだけ・・・。
首を傾げたけど・・・・・っとその時、タンクのゲージが「ZERO」だと
気が付いた

ということは・・・その前のポンプも逝かれて無かったことになる・・・・
目の前が「くらくら」して立ち眩みがした。
1本目・・2本目・・と使って、3本目・・・と吸い始めた。
記憶に間違えが無ければ、90L入っている筈だった・・・・けど・・・
空だった。

空のタンクじゃ、どんなポンプを持って来ても油は吸えない。

いよいよ・・ボケが始まった。

昔,知人の父さんが、スーパーカブが動かなくなったので
エンジンバラしたり、あれこれやって・・・最後にガス欠に気が付いた
・・・・って、笑っていたけど、っとんでもない!!
笑ってなんて,いられなくなった。

私は年配者の知人がかなり多いので
「一日の70%くらいは、ものを探している・・」という話を
よく聞かされるが・・「その内,何をさがしていたかも、忘れる」らしい
それを、思い出すのに、また時間がかかって・・・・・ということに
なるらしい。

知人の個人タクシーやってた人は、ある日、お客様を積んで
行き先を聞いて、「ハイッ・・・」と走り出した。
走ってる途中で、その行き先を「忘れた」・・・・
そんな事は,未だかって皆無だった、
ショックだったけど、次の日から,個人タクシー業を止めた。
偉い人だと思った。

年貢の治め時や、潮時というものは、なかなか判断しかねる・・けど
心に決めておかなければ、ならないことの一つでもある。