対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

囲碁刊行物の想定ターゲット

2012-04-07 23:55:55 | 雑談
月刊「囲碁」が今月発売の号で休刊になって、
比較的高段者向けの雑誌がなくなってしまった。

希望としては「週刊碁」がその役割を引き継いで欲しいのだけれど、
「これぞプロ!」の連載が今年に入って(?)、
見開きから1ページになり縮小。

その一方で「依田式上達術」には、
「(この形を)『タケフ』といいます」
というような記述を必要とするようなレベルで、
「週刊碁」を手に取るような読者が必要とするか、
ちょっと疑問を感じる。
勿論、講座の狙いである「石の形」の解説は重要であり、
講座そのものも依田プロ渾身の作であるのは否定しないが。

上のことから考えるに、
「週刊碁」も当面は「碁ワールド」と同じく、
級位者から高段者までと幅広いレベルを
ターゲットにする路線で行くようだ。

まぁ、媒体が限られている現状では
仕方ないといえば仕方ないが
この路線は個人的に反対で、
度々書いているように「碁ワールド」は結果、
級位者、低段者、高段者すべてのカテゴリーに
物足りない内容になっている気がする。
各カテゴリーごとに紙面の3分の1しか、
読みどころがないのだからむべなるかな。

無料で読めるIGOJINみたいな形ならば
レベルの合わない(と感じる)講座が含まれていても
特には気にならないが、お金を出して買うとなると話は別。
読みたい内容の講座、記事に圧倒的な魅力があれば
「これのためにあまり興味のない講座もひっくるめて買う」
ということになろうが、そういう記事もない。

「週刊碁」もこの路線を進むとなると、
ますます囲碁雑誌の地盤低下が進むのではないかと、
一棋書ファンとしてはかなり懸念している。